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ジンバブエのお弁当

 「アフリカの料理ってどんなの?」
とよく聞かれるが、返答に困る。
衛生面に不安があったので
なるべく観光客むけの店に入るようにしていたから。

ただやっぱりローカルフードのほうが安いので
南アフリカの「ボロワーズ」(ミンチとタマネギのホットドッグ)を食べたし
タンザニアでは街角で焼いてるバーベキューをかじることもあった。

ローカルフードっぽいもので
唯一、写真に撮れたのは、これ。
ハラレで買ったお弁当。

サザ

ピンボケひどくてごめんなさい。

左のおかずは、チキンのトマト煮込み。
野菜もスープもすごくおいしかった。

右側の白いのが、主食のようだ。
「サザ」というのだと弁当屋に教えてもらった。
いくつか種類があるらしいが、穀物を蒸したものだと思う。
見た目も味も、搗いてる途中の餅というか
粘り気のある白米というか
・・・つまり、あんまり味が無い。

このサザを指でつまんでシチューにからめて食べるらしい。
なかなか、イケる弁当でした。
これとコーラで2ドルか3ドル。

写真ではわかりにくいが
この弁当のサザが大量だった。
ずっしりと重くて2,3キロくらいあって
ぶらさげて持ち歩くと公園に着くまでに腕がしびれるくらいだった。

体の大きなアフリカ人の食事は
体の小さな日本人の私にとってはいつも必ず多すぎるのだった。

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| ジンバブエ | 16:27 | comments:1 | TOP↑

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ゾウのいる町

ジンバブエで友達ができた。
彼の名はジェムソン。
電気も水道もない村で生まれ育った地元民だ。
ジェムソンの案内でビクトリア瀑布の上流を歩いた。
雨季で草木がにょきにょきとのび、ジャングルみたいにしげっている。

深い茂みのただなかで
先を行くジェムソンの足が止まった。
 「ゾウがいる」
エレファント、と言われたとき息がとまった。
がさり。
ごそり。
こげ茶色の小山みたいな背中が、ほんの10メートル先で動いていた。
私ひとりなら怖いけど
地元民と一緒だから大丈夫だと思った。
 「先まわりしよう」
彼は開けた道に私をつれていった。

ゾウの横切った道
(ゾウの横切った道。でも逃げるのに忙しくてゾウは撮れてない)

このあたりではわりと大きな道である。
車も通る。
トラックも通る。
そこに、ゾウがのっそりと姿をあらわした。

大きな耳。
みごとにそりかえった牙。
年とった、大きな大きな雄ゾウだった。

ゾウは悠々と車道をわたった。

小さな瞳がチラリと私達を見た。

 「まずい。逃げるよ。
  ゆっくり、ゆっくり」
ジェムソンに言われて
私達はそろりそろりと後ずさる。

ゾウがこちらに頭を向けた。
耳をパタパタさせ、鼻をふりあげた。
巨大な牙がこっちを向いてる!

 「Run!!!!!」

逃げろおおおおお!

私達は大笑いしながら走って逃げた。
ゾウは追ってはこなかった。

 「あれだけ大きいと、群れのボスかもしれないね。
  行く先に危険がないか調べているんだよ。
  でもちょっと怒ってたね」
ジェムソンは笑って教えてくれた。

ジープに乗ったサファリとはぜんぜん違う。
野生のアフリカゾウは
寡黙で神秘的で
すばらしい動物だった。
夢をみたような気持ちだった。

あくる日、泊まっている安宿のスタッフに
 「きのうゾウを見たよ!」
と自慢したら
 「俺も見たよ。
  昨夜は10頭くらいの群れがここの前の道を通ってったな」
と、ふつうに言われた。
 「犬がわんわん吠えてたの聞かなかった?」

アフリカでは、ゾウは、普通に町を歩いているらしかった。


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| ジンバブエ | 17:11 | comments:2 | TOP↑

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ジンバブエ散歩

お気に入りのトイカメラ「VQ1015 Classic」も実は持っていったのだけど
電池がすぐ切れるし
ハードな旅で使うのはちょっと難しかった。
VQで撮ったのはこの2枚だけ。

やっと晴れ間のみえた空

ビクトリアフォールズの線路


ゾウやカバなどの大物はあまり日中に出会うことはないらしいが
猿とイノシシは町中を普通にうろついていた。

ビクトリアフォールズ近くの猿
イノシシ


ザンビアとジンバブエの国境となる橋。
向こう側がザンビアだ。

ザンビア-ジンバブエ国境。向こう側がザンビア

| ジンバブエ | 18:34 | comments:2 | TOP↑

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ジンバブエのハロッズ

ビクトリア・フォールズで

 「今からちょっとハロッズに行ってくるよ」

という人に出会った。
ビクトリア・フォールズという村は
ものすごい田舎だ。
メインストリートに
 『ゾウに注意』
の看板があるくらいのド田舎だ。
そんなところに、ハロッズが?
あの百貨店のハロッズがあるの?

 「そうだよ、ハロッズ。小さいけどね」

こんなド田舎にハロッズなんてあるわけがない!
と、ついて行ったら、


・・・・あった。



リトルハロッズ


ものすごく自称のハロッズ。
 『リトル・ハロッズ』。
なんともいえない味わいがあるハロッズだ。
田舎の温泉の裏にあるみたいな、
酒屋か米屋がリフォームしてコンビニになったみたいな、そんな店だ。
開店前にいったら番犬が2匹いて、さかんに吠えられた。
ちなみに、このあたりの番犬は泥棒よけではない。
ゾウよけである。

さて、同じ町で「セブン・イレブン」も発見した。

ジンバブエのセブンイレブン

・・・自称セブン・イレブン。

ジンバブエでは自国の通貨が流通しておらず、米ドルがつかわれている。
しかも紙幣だけで、硬貨はまったく存在しないから
小さいものを買うと必ず
 「釣りがない」
と言われる。
この自称セブンイ・レブンでは釣銭のかわりに飴玉をくれた。

そして最後に、写真はないが、マシンゴという町で『KFC』を発見した。
ケンタッキー・フライドチキンである。
チキンの店である。
だが、やっぱり、なんかおかしい。
白いお髭のカーネルおじさんがいない。
店名をよく見たら

 「モバイル・ケンタッキー・フライドチキン」

・・・ただの屋台である。
自称すぎだぞジンバブエ。

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| ジンバブエ | 17:53 | comments:4 | TOP↑

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ビクトリア滝のバンジー・ジャンプ

巨大なビクトリア瀑布はジンバブエとザンビアの2国にまたがり
滝にかかる橋が国境になっている。

バンジージャンプ橋

右側がジンバブエ、左側がザンビア。
橋の真ん中、2国のちょうど中間地点から、バンジージャンプができる。
ジンバブエでもない
ザンビアでもない
どこの国でもないところから飛び降りるバンジー。

値段は、聞いてびっくりの100米ドル!
 「飛び降りるだけで100ドルって!」
びっくりしたけど、ここまできて飛ばなければ女がすたる。

ということで。
人生初のバンジーに挑戦。

高いところは嫌いじゃないが
橋から突き出したジャンプ台に臨むと
あまりの景色に目がくらんだ。
・・・水面まで132メートル。

両足を結びつけながら
係の兄ちゃんが注意事項を述べる。

 「両手を広げて飛ぶんだ。
  そうじゃないとクルクル回っちゃうからな。
  1,2,3!の合図でバンジーだ」

だけど、そんなの聞いてる余裕がなかった。
係員がいま結んでいるもの、私の両足を縛っているものが
どうみてもマジックテープだからだ。
命をつなぎとめるのがマジックテープって!
(実際には背中にもロープあると思うけど見えない)

用意ができて
 「さあ飛べ」
と言われても、
そう簡単に飛べるわけがない。
びびってしまって足がすくんだ。
・・・ちょ、ちょ、ちょっと待って。
深呼吸させて。

すー、はー、はー。

よし。
オーケー。

 「1,2,3、バンジー!」
背中をおされて突き落とされた、らしい(あとでビデオで見て知った)。

頭から落ちてった。
ビクトリア瀑布の吐き出す濁流がどんどんちかづいてくる。
落ちながら、自分が絶叫していることに気がついた。

 「ぎやああああああ!!

橋のうえからみた虹・2

落ちて落ちて、それからグイと引き戻された。
命綱のゴムがはねかえってのぼっていく。

そのとき天国が見えた。
滝のしぶきがつくりだす虹・・・円い虹。
完全な円形の。
二重の虹。
緑のジャングルと濁流のあいだに浮かんでいる。
あまりの美しさに恐怖を忘れた。
それは橋から飛んだ者にしか見えない、神様からのごほうびだった。

橋の上からみた虹
(写真は、橋の上からみた虹。上からは半円にしか見えない)

バンジー・ジャンプは、落ちきってしまうとただの「逆さ吊り」だった。
頭に血がのぼる。

 「だれかああああ!たすけてええええええ!」

自分が今、逆さづりになっているのだと思うと、笑いが止まらなかった。

じきに係員のおじちゃんが助けにきてくれた。
ウィンチで引っ張りあげてもらい、橋にたどりついた。

 「よくやった!初めてにしてはナイスバンジーだ」
さっきの若い係員が肩をたたいて迎えてくれた。
 「気分はどうだ?」
最高だったよ!
ほんとうに最高だった!
笑顔で答えると

 「いま空いてるからもう一回飛んでもいいよ、やるかい?」

・・・お断りします。

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| ジンバブエ | 17:58 | comments:3 | TOP↑

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