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ラップランドで食べたモノ

私は食べることが大好きだ。
食べることを我慢するくらいなら
旅行する意味がないとさえ考えている。

だけど・・・。
さすがに北欧はひとあじ違った。
今までの旅行とちょっと違った。
レストランの値段表をみたら食欲が失せた。
高ーーー!

貧乏性な私たちを救ってくれたのは、スーパーマーケットだった。

ショッピングセンター


庶民の味方・お惣菜売り場!
メインとサラダで4~5ユーロ。
イートイン・スペースで食べてもいいし、テイクアウトも可能。
しかもおいしい!

肉だんご
(北欧料理といえば肉団子!)


豚肉とサラダ
(焼いた豚肉とサラダ)


まずかったパン
(惣菜パンはあんまりおいしくなかった)


それから、
町の小さなバーガーショップにもお世話になった。

バーガーショップ


小さい店ながら日本語メニューもちゃんとある。
これはパイという名のサンドイッチ。
サーモン、パイナップル、チーズ、それにトナカイ肉が入ってる

サンドイッチ

念願のトナカイ肉!
と、喜んだけど、ちょびっとしか入ってないから味がよくわからない。

別のスーパーで食べたトナカイ・スープのほうがおいしかった。
スープの蓋を開けたとたん、モワッ!とたちのぼる肉の匂い。
脂の匂い。
濃厚だ。
野生の匂いだ。
おいしかったので、2人そろっておかわりをした。

トナカイのスープ


同じ店で食べたおやつも忘れられない。
 「メッタカッコ!」
とおばちゃんが指差していった。
ビスケットって意味かな?
甘食に似た懐かしい味だった。

メッタカッコ

このメッタカッコ、安くておいしいからたくさん買い込んで帰った。
帰国してからもまだ残ってた。
トースターで軽くあぶったらおいしかった。

最後にひとつ。
ラップランドでぜひ食べておきたかったものがある。
これまであちこちの国で食べてきたものを
北極圏の雪の中でも食べてみたかった。

・・・旅のお供にマグナム・アイス!

マグナム

ひんやり、おいしー!

この日の気温は-7℃。
とってもあったかい、アイスクリーム日和でした。

| フィンランド | 19:06 | comments:7 | TOP↑

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犬ぞり最高!(後編)

犬ぞりツアーの続き。

犬たちは橇をひいて結構な距離を走った。
1~2時間も乗っていたと思う。
道程の半分のところでドライバーを交代した。
こんどは私が橇に座る番だ。

今までにも、ゾウやラクダやロバなどいろんな動物に乗ってきたけど
これほど地面に近い乗り物ははじめてだ。
地面スレスレ。
風がきついから顔が寒いし、
雪の状態がわるいとがたがた揺れる。
全速力でカーブを曲がるときは
このまま倒れるんじゃないかと心配になるほど橇が傾く。


雪原


それでも乗り心地は悪くない。
座席だと、マッシャー(運転手)と違って犬たちの様子をじっくりと眺めることができる。
足や耳の形、走り方にも6匹それぞれの個性がみられた。

耳をピンと立てているやつ、
左へ左へ寄っていくやつ、
足のあいだにロープを挟んじゃったやつ、
疲れてシッポがだんだんと垂れてくるやつ。
がに股でガシガシと走る犬たちの脚はみんな
強くたくましくて本当に格好よかった。

ハスキーたちのパワーはすごい。
前へ進むために生まれてきた犬たちだ。
なのに、ブレーキをかけて止まらせなくちゃいけないことが多々あった。
「渋滞」のせいで。
ツアーでは犬ぞりを5台つらねて進んでいたのだが
先頭グループの調子が悪く、たびたび停まって調整を行うため
追い越し禁止の一本道は何度も渋滞・停滞してしまった。

すると、ヤンキーの走り屋集団のごとき連中のことだ。
停まるなんて許せないから、騒ぐ騒ぐ。

 「おらおらおら!前どうなってんだよ、前!」
 「早くいけよ早く!」

うー!
うー!
わんわん!
ワオー!
オオオオオ!

遠吠えまじりの大騒ぎは、デコトラのクラクション並みの勢いだ。
パラリラパラリラ~♪と鳴らしてる。

興奮のあまり、ぴょんぴょん跳んじゃう犬がいた。
 「早く行けよ! 早く! 早く!」

早く早く1



停まるたび、何度でも跳ねる。

早く早く2


となりの犬が迷惑そうな顔をしてても、
お構いなしで跳ねる、跳ねる。

早く早く3


しまいに隣りの犬がキレて
 「うるさいねん!」
と、押さえこまれた。

じっとしとれ


なんだかんだとやっていたが
とうとうゴールが見えてきた。
終わってしまうのが悲しかった。
もっと走りたかった。
犬たちの走る姿をもっとみていたかった。
全力にひたむきに走る犬たちに心うたれた。
一生懸命がつたわってくる。
うんちをしてもおしっこをしても
ロープをまたいじゃっても走りつづける、
そんな姿が見えるから「うちの犬」って愛着がわく。

橇から降りて、ロープをはずし、
最後に「うちの犬たち」にありがとうの挨拶をしにいく。


先頭の2匹はリーダーだけあってキリッと仕事をこなしていた。

先頭コンビ



ジャンプ犬のコンビ。
最後にキレたハスキー犬が、なんか疲れきっていた。

ジャンプ犬コンビ



白い犬は先輩のお気に入りだった。
橇が停まるたびに「まだ?」と振り向いて出発を要請してくる。
走りながらウンコをしたのもこの子だった。
 「こんな私たちのために頑張ってくれて
  走ってくれてありがとう。」
手をさしだすと、白い犬が鼻をすり寄せてきた。
となりの犬も
 「ぼくも」
と頭をなでてほしがった。

振り向きっ子ちゃん


犬ぞりツアーは、体も心も満足できるアクティビティだった。
ホテルで申し込んだため、153ユーロと高額ではあった。
町中の店へいけばもっと安くできただろう。
でも、それだと違う犬たちに当たっていたはずだ。
私は「あの子たち」と出会えて幸せだった。

最後に一枚。
早く走りたくてたまらない記念写真。

振り向きっ子ちゃん

ありがとう、犬さんたち。
元気でね!

| フィンランド | 20:54 | comments:5 | TOP↑

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犬ぞり最高!(前編)

オーロラは夜に出るものだ。
昼間はやることがない。
仕方がないから寝て過ごそう。
・・・なーんて、もったいないことは、しない。

翌日さっそく『ハスキー・サファリ』に申し込んだ。
犬ぞりツアーだ。
犬ぞり。
そう、ドラマ『南極大陸』でキムラタクヤが乗っていた、あれ。
タロとジロのあれ。

犬ぞり
(これは後ろの組のひと)


橇には、2人一組で乗る。
まずは先輩が橇の座席にすわり、
私が運転席に立って「マッシャー(ドライバー)」をやることになった。
なんか緊張する!

スタート前から犬たちは興奮していた。
ワンワンがうがう吠えまくり、騒ぎたて、隣りの犬にじゃれついている。
どの犬も早く走りたくて走りたくて、うずうずしているのだ。

係員がロープをほどくと6頭の犬たちはいっせいに走りだした。
猛烈なスタートダッシュ!
橇から振り落とされそうになり、とっさにブレーキを踏んだら
 「なんで!?」
犬たちがもの問いたげな視線を投げかけてきた。

犬ぞり2

 「せっかく走れると思ったのにー」
 「俺ら走りたいんですけどー」

それじゃあ、と足をはなすと・・・アクセル全開!
猛ダッシュ!
相当なスピードがでた。
びっくりして横棒にしがみつく。
足元がふわりと宙に浮いたかと思うと、
橇は急な下り坂のジェットコースターを滑りおりていた。
ひゅうううん!
風が顔をなぶっていく。
先輩がのんきな歓声をあげた。
 「たのしーい!」

犬ぞり1

ハンドル操作はいらない。
犬たちが道を知っているから。
私はブレーキの指示のみを伝える。
ロープにつながったブレーキを軽く踏むとスピードを落とし、
両足で思い切り踏むとストップする。

DSCN0197.jpg

雪原の一本道から、切り絵みたいなモノクロの森へ。
犬たちはまっしぐらに駆けぬけていく。
橇が雪をけたてて疾走した。
犬たちの体温が上昇していくのがわかる。
荒い息づかいが聞こえてくる。

その日は天気が悪かった。
鉛色の空からはらはらと雪が降りかかる。
犬たちの頭にも、橇に立つ私のまつげにも降りかかる。
雪の中、橇が上り坂にさしかかると、私もおりていっしょに橇を押した。
キムラタクヤの台詞を思い出し
 「トウトウトウトウ!」
と掛け声をかけてみた。
橇をぐいぐい押しあげるとなんか一瞬だけ、
ちょびっとだけ、
犬さんたちとの一体感を味わえた!
ような気がする!
もう、これは!
この状況は!
歌うしかないだろう!
中島みゆきの『荒野より』を!
ドラマ『南極大陸』の主題歌を!

「♪荒野~より君に告ぐ~
  ぼ~くのために~
  立ち止まるなぁ~!」

いや、こいつらが立ち止まるわけがない。
犬たちは常にヤル気だった。
爆走してた。
私が全体重でブレーキをかけても引きずられてしまうくらいの勢いだった。
雪は深い。
時にはズボリと雪だまりに沈むこともある。
カーブをはしょろうとして路肩にぶつかる。
雪の壁をガリガリ削る。
それでもおかまいなしに彼らは進みつづける。
雪をけちらし足をあげ、ぐいぐいぐいぐい進んで行く。
前へ!
前へ!
前へ!
彼らの辞書に「バック」という文字はない。
 「俺たちは過去なんか振り返らないぜ!」

・・・と。
そのとき。
先輩は目撃した。
一頭の犬のお尻の穴から、丸いものがポロポロとこぼれてくるのを。
私も見た。
黒く丸いものがいくつか風にとばされ、橇をぎりぎりにかすめていくのを。

 「こいつ走りながらウンコしたーーー!」

ちょっと考えてもみてほしい。
飼い犬のお散歩を。
健康なら犬ならぜったいに立ち止まってウンコをするものだ。
もちろん人間はどんな職人だって「トイレしながら仕事」なんて無理だろう(たぶん)。
それを
 「ウンコしながらでも走ってみせるぜ!」
と見事にやってのけるハスキー犬!
走る筋肉とお尻の筋肉を同時に使えるワザをもっているなんて!
彼らはプロフェッショナルであると思った。

英雄たちのお尻
(プロフェッショナルのお尻)

隙をみてマスクとゴーグルを付けたけれど
あっという間にぐちゃぐちゃになってしまった。
だって、笑いまくっていたから。
橇のスピードが楽しすぎて
犬たちの走りっぷりが可愛らしすぎて
乗っているあいだじゅう笑いが止まらなかったから。
犬ぞり最高!
ジェットコースターの何倍もおもしろい!

| フィンランド | 21:52 | comments:8 | TOP↑

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最初で最後のオーロラチャンス!?

関西空港からヘルシンキまで10時間。
国内線に乗り換えて1時間半。

DSCN0153_20120226174706.jpg

イヴァロ空港に着いた。
地方空港にありがちなことだがタラップだった。
ドアが開くと急激に寒い。
氷点下の冷気がながれこんでくる。
空気中にキラキラ光る粒子がみえる。
これは粉雪か。
それともダイアモンドダストか。
 「ひいい、寒いーー!」
悲鳴をあげながら笑っていた。
空気の冷たさにテンションが上がる。
だってここはもう・・・ラップランドなのだ。

ラップランド・エアポート
(「ラッププランド・エアポート」の看板)

ラップランド!
北極圏!
この夜空のどっかに白クマがいる!!!
うおー!
日本人はみんな無意味に走りだし、
アホみたいにはしゃいで空港の写真を撮りまくってた。

イヴァロ空港

・・・ただ単に、雪積もってる空港ってだけやねんけどな。

フィンランドは、びっくりするほど日本人観光客が多かった。
町までのエアポートバスなんてほとんど京都の市バス状態。

バスが走りだしてほどなく
 「オーロラや!」
関西弁の叫びがあちこちであがった。
 「ホラ見える!」
 「あそこ!」
 「きゃあ!」
 「あれがオーロラかー!」
ラップランドに到着した私たちを歓迎するかのように
夜空に光のカーテンがひるがえっていた・・・らしい。
緑色でなかなか綺麗だった・・・らしい。
残念ながら、私には見えなかったから。
バスは満員で私たちは通路に立っていた。
通路から窓から空をのぞくことはできなかったのだ。
 「飛行機おりて30分で目標達成だ!」
 「感動ー!」
 「わーい!」
歓声に囲まれながら、ぽつねんと沈黙する私たち。
そんな私たちの存在を知ってか知らずか、
ひとりの若者がほがらかに言った。
 「このあとずーっと曇りで、
  実はこれが最初で最後のチャンスやったりしてねー」
そいつの口をグーで殴っちゃおうかと思ったがなんとか堪えた。
 「くっそーーーー!」
って思った。
 「私もオーロラ見たいぞチクショー!」
でも旅行はまだ始まったばかりだし!
オーロラはこれからたくさん見られるし!
そう自分に言い聞かせた。
悪しき予言が的中しちゃうかもしれないという、大きな不安と予感を抱えながら・・・。

| フィンランド | 12:00 | comments:5 | TOP↑

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フィン・エアーにおけるニッポン語

2月20~25日までフィンランドをチラ見旅行してきました。
日常日記に書くのがイヤだったので
こちらの旅行記を一時復活させて更新させようと思います。
更新は1週間くらいつづく予定です。
コメント欄もあけておきますのでよろしくお願いします。

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それは昨年末のこと。
職場の休憩時間、テレビに焼酎『いいちこ』のCMが流れていた。
ビリー・バンバンの歌をBGMに
凍りついた夜空いっぱいにひろがるオーロラ。
神秘のカーテン。
 「いいなあ、オーロラ見たいなあ!」
呟くと、そばにいた先輩が
 「ほな行こうか」
と即座に答えた。
 「行こ行こ!」
3日後にはフィンランドへの旅程が決まっていた。
そんなものである。

DSCN0141.jpg

4泊6日の短い旅路。
行き先はフィンランド。
サンタクロースの国だ。

フィン・エアーに初めて乗った。
機内食はふつうに美味しかった。

DSCN0144.jpg


モニタを見ると笑いがとまらなくなった。

モニタ


だってメインメニューからいきなり命令形なんだもん。

 「接続しなさい」

接続しなさい


いや~、接続しろ言われてもね。
やり方がわかんないよね。

それでヘルプを見てみると

電話助け

・・・ますますわからない。

「取り出し出版物」
「座席を受け取り」
「クレジットカドの強打」


なんやねんこれ。

ダイヤル


何て読めばいいんだ?
これ何て読めばいいんだ?

不思議文字

もはや文字じゃない!
意味不明すぎる!
助けて!
だれか助けて!

座席助け

「座席助け」

・・・・・・・。
・・・・・。
・・・。

諦めた

日本語訳、諦めたみたい。
うん、そのほうが賢明。

しょうもないことで笑いころげているあいだに
飛行機はヘルシンキに着いてしまった。
関西空港から10時間。
たったの10時間!
ヨーロッパ近っ!
と思った瞬間だった。

| フィンランド | 12:22 | comments:5 | TOP↑

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