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ペトラ遺跡で考える

これぞ世界遺産。
遺跡中の遺跡。
堂々として巨大なくせに、
どこまでも奥深く秘密めいている。
そして何より美しい。
誰もが息をのむ美しさだ。

・・・ペトラ遺跡。

エル・ハズネ
(エル・カズネ)

ヨルダンのペトラ遺跡はナバテア人のつくった町だ。
紀元前1世紀頃に栄え、ローマに征服された。
その後、歴史の砂に埋もれた。
「完全に忘れさられた」と表現する人もいる。
だが、それはもちろん表舞台から消えたという意味だ。
地元には存在を知っていた人がいたわけで。
彼らに隠されていたのだという。

ペトラ遺跡を「再発見」したのは19世紀のヨーロッパ人。
スイス人。
旅行家にしてイスラム教徒の、ヨハン・ルートヴィッヒ・ブルクハルトだった。
彼はかなりの冒険家だったらしい。
ガイドブックにはこう書いてある。

 「外部の人間に生活を乱されることをおそれる現地人の目をかいくぐって遺跡を確認し、世界にその存在を伝えた」

そしてほろぼしたのだろう。
彼らの生活を。
そこに住む人たちの生活を。

押し寄せる発掘隊。
押し寄せる観光客。

遺跡を修復し、世界遺産の登録し。
それはいったい何のためなのだろう。
誰のためなのだろう。
「遺跡を守った」のはこちら側の言い分でしかない。

ペトラのような遺跡は数多いはずだ。
また、現地の人たちに今も守られ、隠されている遺跡もあるのだろう。

ペトラの谷
(遺跡を隠す谷 by ViviCam5050)

遺跡内には無数の土産物の露店がある。
ほんの小さな女の子がタッパーに石ころを入れて売りにくる。
きれいな縞模様の石で、かわいい子だからひとつ買ってやろうと思った。
だけど1ディナールだっていう。
高い。
石ころだよ。
せめて0.5でいいんじゃないの?
 「No!1ディナール」
せいぜい5歳か6歳だ。
そんな小さい子が生意気にひとさし指をチッチッ!と横に振り、
はっきりとした口調で「NO!」っていう。
可愛い、なんてものじゃない。
げんなりした。
商売人の小型化もここまで進むのか、と。
1ディナールなら買わないよ、と歩きだすと
 「NO,マダムマダム!」
追いすがってくる。
ドラマチックなまでにすがってくる。
ダダをこねて泣き始める。
声をかけなければよかったと、激しく後悔した。

この子をこんなにしたのは私たちだ。
私たち観光客だ。

未発掘
(ペトラ遺跡はまだほとんどの部分が未発掘だ。by ViviCam5050)

外部の人間に生活を乱されることをおそれ、遺跡を隠してきた人たちは
ここでどんな生活を送っていたのだろう。

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| ヨルダン | 12:49 | comments:3 | TOP↑

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闘うシリア

週末は忙しかったからニュースを読まなかった。
シリアでまた大規模なデモが起きたと知ったのは昨日のこと。

シリアの。
ハマで。
死者・・・。

ハマは去年おとずれた中でも、大好きな町のひとつ。
世界一旅しやすい町のひとつだ。
こんな記事を書いた町だ)

大きなものはなんにもなくて
ただただ、風車がまわってた。
絵にかいたようにのどかな田舎だった。

おせっかいなくらい親切な人たち。
好奇心いっぱいの若者たち。
人なつこくて陽気な子供たち。

あの人たちが今は血を流して闘っているのだ。

シリアの大統領崇拝(強制)はちょっと怖いくらいで(前にもこんな記事を書いた
なのに、町の人にこっそり聞いた大統領の評判は悪かった。
インターネットには規制がたくさんかかっていた。
独立記念日の祭りの中で、渋い顔をしたお年寄りがいた。

ハマ市内
(ハマの町はずれ by ポケデジSQ28m)

ハマに
シリアに
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| シリア | 09:14 | comments:2 | TOP↑

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トルコ-ブルガリア 深夜の国境越え

イスタンブールから先、どちらへ進むか。
かなり悩んだ。

船でギリシア?
飛行機でインド?

 「ブルガリアのアイスは世界一おいしいよ」

じゃあ、ブルガリア行こう!

即決で列車の切符を買いにいった。
写真は、イスタンブールのシルケジ駅で見送ってくれた猫さん。

シルケジ駅の猫

列車は3段ベッドのコンパートメント。
午後10時発。
気持ちよく寝ていたら、真夜中に叩き起こされた。

 「ボーダー!」

国境である。
AM3時。
眠くて眠くてワケがわからない。
ワケがわからないまま列車を降り、
ワケがわからないまま行列に並び
ワケがわからないままスタンプを押してもらってベッドに戻った。

うとうとしていたら、また叩き起こされた。

 「カスタム・コントロール!」

税関である。
その次はまた

 「パスポート!」

ブルガリアの入国。

眠くて
眠くて
眠くて
同室のブルガリア人がついにキレた。

 「何回起こすねん!
  いっぺんにしてや!」

・・・ああ、国境ってメンドクサイ。

夜行列車って寝ている間に連れてってもらえて楽ちんだけど
国境越えるときには適さないかもしれない。

ブルガリアの車窓

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| トルコ | 10:52 | comments:3 | TOP↑

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トルコの水あめ

トルコののびるアイス・ドンドルマには水あめが含まれているのだと聞いた。
水あめ単体で売られているときはこんな感じ。
1リラ握りしめて、小さい子に混じって買いにいった。

水あめ
(イスタンブール・ブルーモスク前にて)

紫、黄色、緑、オレンジ、白・・・。
かなりカラフルだ。
味はおんなじような気がするんだけどね。
棒にからめて、3色くらいのシマシマをつくってもらう。
なんだか懐かしい味だった。

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| トルコ | 11:44 | comments:2 | TOP↑

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ドミトリーが嫌いな理由

私はドミトリー(相部屋)が嫌いだ。
日本人バックパッカーも大嫌いだった(過去形)。
昔、キモチワルイ人に遭ったからだ。
トラウマ克服のために書いてみようと思う。

10年前の話。
私もまだかなり若く、ほぼ初めての一人旅でイスタンブールを訪れていた。
安い旅をしたくてドミに入った。
宿は空いていた。
 「今日、ほかに誰もいないから」
と言われた。
ドミだけど部屋を占領できると思ってほっとした。

だけど深夜。
新客があった。
私は寝ていたけど、ドアの開く音と
誰かが案内されて部屋に入ってくる物音で目が覚めた。
夢うつつだったので
・・・ああ、客がきたんだな。
そう思ってまた寝た。

やって来たのは、男性だった。
男女別の部屋だと聞いていたのにおかしいな、と思ったのは後になってからだ。
とにかく眠かったのでぐうぐう寝ていたら
・・・ひとの気配で目が覚めた。

目の前に、知らない男の顔があった。
超どアップで。

びっくりしてとびのいたら日本語で
 「あ、ごめんごめん」
と自分のベッドに戻っていった。

だが、また来た。
私のベッドのすぐ脇に立っている。

・・・何なんですか!?

 「いや、べつに」

男は笑ったようだった。
そして言った。

 「おんなのこだよねえ?」

ものすごくものすごくものすごく、気持ち悪かった。

今だったら確実に蹴り倒してると思う。
そのうえ踏み潰していると思う。
部屋を変えてくれと主人を叩き起こしにいってると思う。
絶対にそうすべきだった。
だけどその頃、私は若かった。
何かされたわけでもないのと
怖かったのと両方で
ひたすら布団にくるまって身を守っていた。

その後、男はべつに何もしてこなかったけど、
とにかく私のそばにいて、長時間じーっと見ていた。
眠れなかった。
明るくなるや否や、宿を飛び出したのは言うまでもない。
次はガイドブックに載っていない宿を探した。
英語すら通じなかったけど
とにかく個室で日本人がいなければそれでよかった。
今回、10年ぶりに行ってみると、その宿はなくなっていた。


そして。


実は、今回サフランボルでも似たようなことがあった。
男女別のドミ。
ガラガラで私一人のところに男性客が。
10年前と違うところは
そのひとが、めーっちゃイケメンの好青年だったところだ。
そして私がおばちゃんになっているところだ。
事件は起こらないであろう。

それでもやっぱり部屋を変えてもらった。
男女別のはずのドミでなぜ混ざっちゃうのかについては
 「日本人どうし、同じ部屋のほうがいいと思って」
と主人に言われた。

・・・そうなの?

ドミってよくわかんない。

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| トルコ | 12:18 | comments:4 | TOP↑

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