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甘くてやさしい、ハニービスケット

ある夜。

悲しいことがあったんで
やりきれなくて
ビールをのんで酔っ払ってた。
停電で部屋が真っ暗だったから
安宿の外階段にすわって飲んでいた。
夜中に女一人、屋外に座り込んでビールをぐびぐびやってる姿は
・・・かなりみっともなかったと思う。
いつもは人懐こくてうるさいほどのエチオピア人が誰も話しかけてこなかった。

ただ一人、声をかけてきたのは、ビスケット売りの少年だった。
 「ビスケット買ってよ」

ハニークッキー

ひとつ2ブル、だったのかな?
酔ってたんで値段を覚えていないけど。
日本円にすれば10円にも満たないわずかな小銭を
彼はこんな時間まで稼いでまわっているのだった。
ビスケットをぎっしり詰めた箱には「スクール」なんちゃらと書いてあった。
学校が斡旋している仕事、という意味だと思う。

私はビスケットをひとつ買った。
小銭をかぞえるのに懐中電灯をつかったら 
 「そのトーチ、いいね」
と少年が言った。
 「いくらするの?」
5ドルだよ。
 「そりゃ高いね!僕にはとても買えないや」
残念そうに呟いて去っていった。

少年はたぶん小学校2年生くらいだっただろう。
夜中の10時11時まで2ブルのビスケットを売り歩いて学費を稼いでる。
5ドルの懐中電灯を羨ましそうに見てる。

彼から見れば大金持ちの女王様で
何でももってる幸せ者なのに、
・・・それなのに私は何をやってるんだろう、と思った。
ハニービスケットは甘くてやさしい味がした。


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| エチオピア | 12:00 | comments:2 | TOP↑

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路上で神に祈りを捧げる人々

アフリカにはクリスチャンの国が多い。
ジンバブエやザンビアなどでは
車の窓にキリスト様シールが貼られ
長距離バスの発車前にはみんなでハレルヤを唱え、
挨拶にはしょっちゅう「God」がでてくる。
だけどそのGodは白人からもたらされた神様だ。

だがエチオピアはちがう。
彼らは植民地化されるずっと以前、古代の昔から、独自にキリストを信仰してきた。
カトリックではない。
「エチオピア正教」だ。

アディスアベバの町中にはたくさんの教会がある。
以前にも載せた写真だけれど・・・。

三位一体教会
(三位一体教会 by ViviCam5050)

聖ギオルギス教会
(聖ギオルギス教会)

私が訪れたのは2010年の3月半ば。
復活祭の頃で、しょっちゅうミサが行われていた。

ミサの時刻になると、あちこちの教会からスピーカーで祈りを唱える声が流れてくる。
歌声のような響きとリズムは、こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、イスラム教のアザーンとちょっと似ている。

スピーカーからお祈りが聞こえてくると、
通りを歩いていた人たちがいっせいに足を止めた。
そして祈りはじめた。
教会にむかって腕をクロスさせたり、手のひらを空に向けたりする。
伏して祈るひともいる。
どの国でもどの宗教でもかわらない、厚い信仰の印だ。

ステンドグラス

振り返れば、みわたすかぎり。
視界にいる人たち全員がそうしていた。
教会の門の内側にいる人も、外側にいるも、たまたま通りがかった人も。
白い布をまとった人も、スーツの人も、ジーンズの若者も。
参拝客も。
物乞いも。
サラリーマンも。
客引きも。
ともに祈っていた。

鐘の音と祈りの言葉のほかに声は聞こえず
世界は鎮まり
空気は澄んでいた。
祈りは数十分間もつづいた。

信仰というものは目に見えない。
けれどもそれは「在る」のだ。
神がいる、のではなく「在る」。
いるかもしれないとか、信じればあるとか、そんなあやふやなものではなく。
現実に、厳然と、確実に、そこに「在る」。
エチオピアの人々は神とともに居る。
長い祈りのあいだ、私は動くこともできずに立ちつくしていた。

あなたには信じるものがありますか?
・・・私は、私の神様を信じています。宗教じゃないけど。

あ、こういうひょうきんな神様もけっこう好きです。
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| エチオピア | 15:35 | comments:4 | TOP↑

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エチオピア風ミッキー

アディスアベバの動物園で見かけた看板。
ここまできたらディズニーも怒らないと思う。

エチオピアふうミッキー

大好きだ・・・。

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| エチオピア | 01:41 | comments:2 | TOP↑

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キリマンジャロをクロックスで登る

自称山岳ガイドのムコイとともに、ハイキングに出かけた時のこと。
ダラダラと呼ばれるローカルなミニバスにひしめきあって乗り
着いたのは小さな村だった。

ふもとの村
(by ViviCam5050 )

赤い土の道を行くと小学校があった。
ちょうど下校の時刻だ。
制服姿の小学生がわあわあいいながら通りすぎていく。
みんな元気で、みんな可愛い。
彼らはチャガ族だそうだ。
半分マサイで半分チャガ族のムコイはこう話した。

 「この国のかかえる大きな問題の一つが、教育だ。
  小学校はわりと安いんだけど、中学は高いから、ほとんどの人が通えない。
  ぼくも小学校しか行っていない。
  恥ずかしいよ」

ムコイは下を向いた。
 「恥ずかしいことじゃないよ!」
私は力説した。
小学校しか行ってなくても、あなたはこの山のことを知ってる。
花や鳥のことをたくさん知ってる。
英語を話すことを知ってる。
働いて家族を食べさせてる。
お兄さんの子供まで養ってる。
私は大学まで行ったのに、なんにも知らないんだから。
ほんとに、なんにも。
それなのに遊んでばかりで。
私のほうが恥ずかしい。


キリナマンジャロの子供たち

チャガ族の子供たち。
カメラを向けると照れていた。
彼らの多くは中学校へ行かず、
この山村でコーヒーやバナナを育てて暮らすのだろう。

コーヒー豆
(キリマンジャロ・コーヒーの豆。半ば自生していた)

キリマンジャロの滝
(キリマンジャロの下のほうの滝)

実はこの日は
 「ちょっと滝みにいこうよ」
と軽いノリで誘われて来た。
だから・・・私は知らなかった。
何も知らなかった。
片道2、3時間も歩くハイキングだということも
険しい山道を登るのだということも
その山がキリマンジャロだということも!
知らなかったから、軽くサンダル履きで来てしまった。
めっちゃ歩きづらかった。
ほとんど修行だった。
 「キリマンジャロをクロックスで登る人、初めてみたよ
とムコイに言われた。
そりゃそうだろう。

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| タンザニア | 12:00 | comments:4 | TOP↑

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キリマンジャロでキリマンジャロコーヒーを飲もう

キリマンジャロにほど近いモシという町で、ムコイという名のガイドと仲良くなった、(過去記事)
彼はいろんなところに連れていってくれた。
山も
市場も
自分の住む村にも連れていってくれ、
彼の家族にも会わせてくれた。
いっしょにゴハンも食べた。
安い宿も教えてくれた。
お互いにたどたどしい英語で悩みごとを話したり、将来の夢を話したりした。
ガイド料金を払ってない時間までも、なんでかずっと一緒にいた。

最後の日。
 「どこに行きたい?」
ムコイの問いに、私はカフェへ連れていってくれとリクエストした。
 「キリマンジャロ・コーヒーが飲みたい」
キリマンジャロの町だから、どこででもキリマンジャロ・コーヒーが飲めるのかと思ったら、そうではない。
タンザニアで一般的に飲まれているのは粉のインスタントコーヒーだった。
アフリカフェというやつ。
きっと安いんだろう。
だけどせっかくここまで来たのだから、キリマンジャロ・コーヒーが飲みたかった。

彼はが案内してくれたのは観光客用のカフェ。
店の入り口までは一緒に来たが
 「ぼくはこの店には入れない」
とムコイは言った。
私は、コーヒーくらいおごるよ、と言いかけてやめた。

砂埃でくすんだような小さな町の中で
そのカフェだけはびっくりするくらい清潔で、洗練されていた。
店員はタンザニア人だったけど、客はみんな白人だ。
きれいな服を着て優雅にコーヒーを飲んでいる外国人たち。
店の外にひろがるアフリカの田舎町とはまったくの別世界。
ムコイは、そんな世界に足を踏み入れるなんてとんでもないと言った。
それで私は数日ぶりに一人でお茶をした。

キリマンジャロ・コーヒー

コーヒーは、すばらしかった。
旅にでてから初めてのむ本物のコーヒー。
なんという濃い香りだろう!
コーヒーの湯気を吸い込み、体を満たすだけで、すべての細胞がリラックスして息を吹き返す。
・・・自分では気づかなかったけど、今までずっと緊張していたのだろう。
清潔な店でコーヒーを飲むことがこんなに幸せだとは知らなかった。

私はこんなにも、こっち側の人間なのだと思った。

窓の外をみると、小さく青いキリマンジャロの頂が見えた。
そして手前の町にムコイの姿があった。
友達を見つけてしゃべりこんでいた。
チラチラと店のほうを伺いながら。
キリマンジャロを眺めつつ飲むキリマンジャロ・コーヒーは、
ものすごくおいしかったけど、ちょっとだけせつない味がした。

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| タンザニア | 12:00 | comments:3 | TOP↑

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