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女一人旅は怖い?

ミャンマーの観光地で日本人観光客が殺された。
女性の一人旅だった。
こんな言葉をネットで見つけた。
 「一人旅なんてするべきじゃない。」
私も以前、
 「外国なんか危ないにきまってるのに、なんで行くの?」
ってきかれたことがある。
一度も旅をしたことがない人に。

犯罪にあうひとがみんな無用心なのかといえば、もちろんそうではない。
バックパッカーなら誰だって、最低でも外務省の情報や、ネットや旅仲間や地元民の口コミくらいは集めるだろう。
(インドで騙されてカシミールに踏み込んじゃった私が言うと説得力がないけれど。)

気をつけて気をつけて
用心して用心して
それでも被害にあってしまうことがあるのが現実だ。
中東で、男性2人づれで性犯罪の被害者になっちゃった日本人の話を聞いたことがある。
男2人でもやっぱり旅は怖いんだ。

危ない。
危ない。
怖い。
怖い。
言いはじめたら、キリがない。

日本にいたって車に轢かれることはある。
一寸先が闇なのは、旅も人生も同じこと。
今日は元気だからといって、明日も生きているかどうかなんて誰にもわからない。
死にたくなければ部屋の中で膝をかかえて一生を終えるしかないと思う。
 「死を恐れているうちは生きているとは言えない」
とは高齢のアルピニストの言葉。

そうは言ってもアカンタレだから、出発の前の夜はいつだって怯えてる。
怖くって怖くって
でも「怖い」より「行きたい」ほうがいつも勝ってしまうんだ。
小さな部屋に籠もっているより
大きな空を見あげていたい。

女一人旅は怖い。
間違いなく怖い。
怖いから、気をつける。
怖いから、用心する。
旅は旅慣れなくていい。
旅は臆病なほうがいい。
気をつけて。
気をつけて。
・・・気をつけましょう、皆さん。
おうちに帰るまでが旅だから。

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| 旅のスタイル | 13:58 | comments:6 | TOP↑

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旅の天才

南米で出会う旅人のほとんどが世界一周組だったけど

 「俺、これが初めての海外なんです」

という若者にも出会った。
イースター島の空港で知り合ったM君。
初海外が南米一人旅ってちょっと珍しい。

彼は英語がダメだった。
ほんとにまったくダメだった。
私より喋れないバックパッカーなんて滅多にいない!(失礼)
もちろんスペイン語なんて全然だ。
初めての海外旅行で
英語も喋れなくって
それで一人でどうやってここまで旅してきたのだろうと不思議に思った。

だけど、じきにわかった。
彼は天才だった。
ひとを笑顔にする天才。

といっても、彼はとくに何もしない。
ただ笑ってるだけ。
微笑んでるだけ。
ただそれだけで、
宿のオーナーも
食堂のおばちゃんも
道ですれちがった人までもが
彼に微笑みかけ、親切にした。
ロシア人旅行者と出会って2秒で笑いあい、

 「ボルシチ!」
    「スシ!」
 「ピロシキ!」
    「テンプラ!」
 「ウォッカ!」
    「スキヤキ!」

料理名のみで友情が結ばれちゃったのを見たとき
なんだか「負けた」と思った。
どんなに旅をしても旅をしても
私は絶対に彼のようにはなれないだろう。
自称「コミュニケーション能力の高い旅人」にはたくさん会ってきたけれど
そのうちの誰ひとりとして
初海外の彼にはかなわないだろう。
 「M君は、『もってる』よね」
いっしょにいたKさんが言った。
そのことを本人に話したら
 「俺、英語ダメだから。
  とりあえず笑っとくしかないでしょ」
と照れてまた笑った。

サンティアゴの露店市
(笑顔をふりまいて試食しまくったメルカド・VQ1015 R2)

旅に難しい言葉なんていらない。
技術なんていらない。
笑顔と好奇心と、ちょっぴりの用心深さがあればいい。

だいぶいいトシこいちゃって
旅する国も40カ国目くらいになっちゃって
今さらながら大事なことを思いださせてくれた出会いだった。


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| 旅のスタイル | 20:50 | comments:2 | TOP↑

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旅の服装

「どんな服装で旅をするのか」と質問をいただいたので、服装の話をひとつ。
日本人は両極端だ。
団体観光客はこぎれいで
バックパッカーはこぎたない。

あるとき日本人観光旅行客が
離れた所にいた日本人バックパッカーをこんなふうに評した。

 「ふん、汚い奴らだなあ!
  どうせ受験戦争に失敗して落ちぶれたんだろう」

えらい差別発言である。
この人たちとは絶対に口をきくまいと決心した。

だけどね。
そのときいたのは、ステレオタイプなバックパッカーだったのだ。
放浪中の山下清みたいなランニングシャツ(しかもシミだらけ)
ところどころ破れた短パン。
古ぼけたビーチサンダル。
日焼けした顔は髪もヒゲも伸び放題で
ホームレスと並んでも違和感ない感じ。
昔マレーシアの少女に
 「日本人はお金持ちで、だから旅行できるのに、なぜわざわざ貧乏なフリをするの?」
と問われたことを思い出した。
節約旅行だから?
それとも貧乏に見せるため?
よくわかんないけど、汚すぎるバックパッカーは同じ日本人としてちょっと勘弁してもらいたいと思った。

私はどこの国でもTシャツとパンツ。
寒い国ではジーンズで。
暑い国では七分丈。
ヨレてきたらご当地Tシャツを買う。
南米は寒いところが多かったから、ダウンジャケットは欠かせなかった。
普段からカジュアルな人間なんで、服装に関しては日本にいるときとまったく同じと言っていい。
・・・ヨーロッパのカフェに入るときだけは小奇麗なシャツを1枚買っていった。

きれいな服をきていると犯罪者に狙われやすいって聞くけれど
服なんか関係ないだろう。
日本人だというだけで
どんな服でも狙われる。

服よりも大事なのは靴だと思う。
足は、命だ。
動けなくなったらそこで旅は終わる。
石畳だらけの古都でも
坂道だらけの町でも
雨季のアンデス山脈でも
どこでも歩ける靴が要る。
・・・どこでも「走れる」靴が要る。
旅って何が起こるかわからないから。
悪い人から逃げるとき、走れなかったら命に関わる。
これはリアルな話です。
中東で襲われたときにも
チリで犬に噛まれたときにも
ミズノのスニーカーは私を守ってくれたから。

ミズノのシューズで登ったワイナピチュからの眺め


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| 旅のスタイル | 07:07 | comments:6 | TOP↑

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車椅子でのフライト

私の妹は歩けない。
どこへ行くにも車椅子が必用だ。
今回のフライト中に、近くの席から
 「あの人どうやって入ってきたんだろう?」
と囁く声があった。
飛行機に乗り込むのはタラップ(階段)だし、
通路もものすごく狭いからだと思う。
興味のある人は少ないだろうけど、お答えしましょう。

けっこう大変です。

まず、多くの空港では「機内専用」の車椅子が用意されています。
車輪の小さなスリムな車椅子。
通路の幅ギリギリくらいの大きさなので
・・・太ってる人が乗れるのかどうかは、謎。

タラップを降りるときはリフトを使います。
簡易エレベーターというか、消防車のレスキューみたいなのがぐいーんと伸びてきて
機体のドアのところにつけてくれる。

wchair.jpg
(リフトからみた機体のドア)

wchair (1)
(リフトの中)

ゴールドコーストは観光地だし
リフトも綺麗で対応はよかったです。

昔訪れた中で、ダメだったのが、ドバイの空港。
エミレーツ航空が豪華だから期待したんですけどね。
かなりごっつい「貨物用」リフトに乗せられました。
ファーストクラスにも車椅子の人がいたけど
ファーストクラスでも貨物扱いでした。

田舎の空港(ルクソールとか)にはリフトがないので
タラップは脅威の「担ぎ」でした。
力自慢のお兄さんが、妹を肩に担いで階段を降りてくれました
見ているほうがコワイです。

不思議だったのは、これもドバイの空港なのですが
乗り継ぎする人たちのために
 「障害者の部屋」
があること。
お年寄りと障害をもつひとたちは
飛行機を降りたときから係員に誘導されて一つの部屋に集められるのです。
そこは小さな部屋でした。
椅子が少ないので介助の人は立ったまま。
飲み水くらいはあったかな?

で、そこで何をするのかと思えば
 「待っていろ」
ただ、それだけ。
待ってるだけ!
フライトの待ち時間って
足をのばしたり買い物をしたりゴハンを食べたりする時間のはず。
それが、ここに集められたが最後
 「出てはいけない」
って言われるのです。

これは軟禁!
いや、監禁!

お腹が空いたから無理やり出ていきましたけど
係員は露骨にイヤな顔をして
 「時間になったら絶対に帰ってこい」
と命令口調。
なんなんだオマエ。
彼らはもしかしたら、小部屋に監禁することで「弱き者を保護」してるつもりなんでしょうか。
車椅子の対応にもお国柄が出るものです。
ちなみに日本の空港職員の対応は、たいてい、素晴らしいです。

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| 旅のスタイル | 09:53 | comments:4 | TOP↑

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旅に飽きる

世界にはものすごく長い旅をする人がたくさんいる。
1年2年なんてザラ。
世界一周なんてザラ。
たった4ヶ月半で帰ってきた私なんて
彼らと比べればほんの短期旅行である。

しかしおもしろいことに
長旅をつづける人たちは口をそろえてこう言った。

 「旅は2,3ヵ月までが良い。」

なんで?
ときくと、彼らの口は一様に重くなったが、その理由を端的にいえば

 「飽きるから」

だった。

旅に飽きる!
なんて贅沢な話だろう。
そんなこと有り得るのだろうか?

一人のバックパッカーはこう教えてくれた。

 「旅って刺激ばっかりでしょう?
  刺激も多すぎると慣れてくる。
  感動が薄くなってしまう。
  どんなに素晴らしいものを観て
  どんなに感動しても
  旅の初めと4ヶ月目とでは、感動の『濃さ』がぜんぜん違う。
  スゴイのはスゴイ、でも、こんなもんか。
  今までもっとスゴイの観てきたしってね。
  3ヵ月か4ヶ月目に入れば、君にもわかるよ」

まさかと思っていたけれど
残念ながら、わかることになってしまった。
旅を始めて3ヵ月を越え
スカイプで友達に電話した私は思わずこう口走っていた。
 「飽きたわ」
と。

それでも1年2年、長く続けないと見えないものもあるよね?

ある、と言う人もいた。
ない、と言う人もいた。
 「以前、世界一周ってやったんだけど
  終わってみても、『一周』にこだわる意味が見出せなかった。
  べつに一周じゃなくてもよかったんじゃないかな?
  ルートのせいで行けなかった所もあったし。」

長旅の疲れからか、よく愚痴をきいた。
故郷をでてから2年半が過ぎた韓国人バックパッカーが
エルサレムの宿で泣くように呻いていたのが忘れられない。
 「しんどい。
  ほんとにしんどいよ。
  もう国に帰りたい。」

旅は楽しいばかりじゃない。
宿を探すのめんどくさいし
ルートを考えるのも疲れるし
言葉は通じないし
お金はどんどん減っていく。
犯罪多いし
差別にあうし
体をこわすこともある。
女の一人旅はたいてい、多かれ少なかれ危ないめにあっている。

それでも彼らは旅を続ける。
頑張って頑張って
歩き続けるのだ。
どんなに楽しい夢だって
叶えるには、苦労があるのだ。

そういえば、ときどきこんな言葉をきいた。
 「いま旅をやめても日本で社会復帰する自信がなくて。
  仕事探すの難しいし。
  旅はしんどいけど、帰るほうがもっと怖いよ。」

・・・いや、帰ってきてください。

ということで、来年の私の旅は
楽しいうちに帰ってこれるように
3ヵ月くらいにおさめておく予定です。


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| 旅のスタイル | 13:27 | comments:4 | TOP↑

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