レンタカーをとばして南に向かった。
日南海岸を目指してドライブだ。
ちょっと天気は悪いけど。
海沿いのドライブルートはいかにも南国の風情。
ヤシの樹が並んでる。

ヤシの樹が並んでる。

(掘切峠)
モアイも並んでる。

・・・なんなんだ、ここは!?
でもなんか楽しい!
懐かしい!
モアイに会うのは1年ぶりだよ!(
イースター島写真)

(再会を喜んでみた)
ここは『サンメッセ日南』。
説明によると、イースター島「アフ・アキビ」のモアイの完全復刻らしい。
たしかによくできている。
よくできているのだけれども。
「アフ・アキビ」といえば、イースター島で唯一の「海を見つめるモアイ群」。
それを模したはずなのに、わざわざ海に背を向けているのはどういうわけだ?

しかも、100%捏造されたジンクス付き。

モアイに金運。
恋愛運。
祈る意味すらわからない。
自称すぎてジンクスという言葉の意味が見当たらない。
モアイに学力成就を願うヒマがあるなら勉強しろ!とおばちゃんは思う。
それでも不思議なくらい律儀な日本人は

モアイに小銭を供えている。
ジンクスに対するお供えものか?
実は地元ではモアイ信仰がうまれているのだろうか?
ツッコミどころだらけだが。
模造には模造の魅力がある。
本物のモアイは祖先を祀った大切なものだから、近寄るだけで罰金をとられるが、日南のモアイは抱きついたってOKだ。
真下から鼻の穴をのぞいたってOKだ。

こんな写真、ここでしか撮れないんだよ!

モアイは、どこを見ているのかな。
イースター島のモアイの背中かな。
モアイは笑えるけど、丘の上は気持ちがよくて、涼しい風が吹いていた。
「あー、最後に良いとこ来れた」
とTさんは満足そうだった。
私も旅の終わりに笑えてよかった。
可愛いモアイ、ありがとう。