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知らない人の車に乗る

エル・チャトからの帰り道。
「こんどは迷わないように」と、行きとは違う道を歩きだしたら
かえって迷ってしまった。
ものすごい距離をとぼとぼ歩いていると
 「町まで乗せてあげよう」
・・・車が停まった。

 「知らない人の車に乗ってはいけません」
ってよく言うよね。
常識だよね。
事件に巻き込まれるのは大抵このパターン。
日本でも誘拐とかあるしね。
 「知らない人の車に乗るなんて、バカじゃないの」
 「わざわざ危ない目に遭いにいくようなもの」
そのとおり。
ヒッチハイクなんてするもんじゃないよね。
ほんとほんと。

だけど、はっきり言って、
知らない人の車に全く乗らなかったら、
旅なんてできません。

そもそも、知ってる人が一人もいない所なんだから。

弱みにつけこんで悪いことをする人も多いけど、
純粋に親切な人のほうが多いのもまた事実。

トルコの砂漠で遭難しそうになったとき、
ブルガリアの深い森の中を彷徨ってるとき、
ネパールでバスが来なくて日が暮れてしまったとき、
インドで具合が悪くて倒れそうなとき。
「送ってあげるよ」と声をかけてくれた知らない人たちに、何度助けられただろう。
彼らの車に出会わなければ、私はどうなっていただろう。
私が今までちゃんと帰ってこれたのは、
知らない人の車に乗ってきたから、かもしれない。

だけどもちろん・・・
それは「運が良かった」ってことなんだけど。

「危ない人かどうかなんて、顔を見たらわかるやん」
と、自信たっぷりに言う旅人もいるけれど。
自慢じゃないけど、私には人を見る目がぜんぜんない。
良い人か悪い人かなんて、ちょっと見ただけではわからない。
人の心には裏も表もあり、
天使と悪魔が同時に棲んでいる。
「人間はわからないもんだ」って、年をとるにつれてますますそう思う。
だからこそ、注意が必要なんだ。

黄色い植物
(サンタクルス島で見つけた…花?)


とはいえ、エル・チャトからの帰り道に
 「乗せてあげよう」
と言ってくれたのは、確実に大丈夫そうな車だった。
ヨーロピアンのツアー車だったから。
ドライバーとガイド以外は全員フランス人観光客。
 「町へ帰るところだから、乗っていきなよ」
陽気なガラパゴス人の兄ちゃんは白い歯を見せてニッコリ笑い、
 「ニホンジン、デスカ?」
嬉しそうに日本語を披露した。
そして宿の前まで送ってくれた。
私は、運が良かった。


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| エクアドル | 10:34 | comments:5 | TOP↑

COMMENT

世界中にこの温かさがあるから、人々の触れ合いがあるから きっと旅に出るのですね。

人に出会わなかったら、車に出会わなかったら・・・
ただ運が良かった だけではないはずですよね。

| 徒然草 | 2011/11/03 19:37 | URL | ≫ EDIT

日本でも海外でもあるなぁ。でも友人とふたりでだけど。乗せてくれる相手もカップルだったり親子だったり。

| T美 | 2011/11/05 01:42 | URL |

>徒然草さん
そのとおりですね、会う人みんなが悪い人だったら旅なんてちっとも楽しくないから行かないと思います。
思いがけない親切に癒されたい気持ちもありますね。

>T美さん
2人づれだとお互いに安心ですよね。
相手も、知らない人を車に乗せるのは怖いでしょうからねー。

| だだ | 2011/11/05 12:49 | URL |

ベルサイユ宮殿の横の田舎道を一人で歩いていたら車が止まり、
窓ガラスが下り、
「君は日本人か?」
フランス人男性に声をかけられた
そーゆー時って怖くてもつい正直に頷いてしまう
「今度TOKYOに行くんだけど、おいしいレストラン教えて」
…とりあえず「銀座!銀座に行けばおいしいレストラン沢山ある!」と答えたら
「そう、ありがとう~!」と車は行ってしまった

今じゃ笑い話だけど、その時はかなりドキドキもんですよね~

| まりなお | 2011/11/05 14:21 | URL | ≫ EDIT

>まりなおさん
おもしろい!
レストランを教えてほしかったなんて(笑)
私も外国の人に会ったら「あなたの国は何がおいしい?」って聞くことありますもん。
でも、たしかにドキドキしますよね。
田舎道はひとけがないだけに・・。

| だだ | 2011/11/06 11:17 | URL |















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