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車椅子でのフライト

私の妹は歩けない。
どこへ行くにも車椅子が必用だ。
今回のフライト中に、近くの席から
 「あの人どうやって入ってきたんだろう?」
と囁く声があった。
飛行機に乗り込むのはタラップ(階段)だし、
通路もものすごく狭いからだと思う。
興味のある人は少ないだろうけど、お答えしましょう。

けっこう大変です。

まず、多くの空港では「機内専用」の車椅子が用意されています。
車輪の小さなスリムな車椅子。
通路の幅ギリギリくらいの大きさなので
・・・太ってる人が乗れるのかどうかは、謎。

タラップを降りるときはリフトを使います。
簡易エレベーターというか、消防車のレスキューみたいなのがぐいーんと伸びてきて
機体のドアのところにつけてくれる。

wchair.jpg
(リフトからみた機体のドア)

wchair (1)
(リフトの中)

ゴールドコーストは観光地だし
リフトも綺麗で対応はよかったです。

昔訪れた中で、ダメだったのが、ドバイの空港。
エミレーツ航空が豪華だから期待したんですけどね。
かなりごっつい「貨物用」リフトに乗せられました。
ファーストクラスにも車椅子の人がいたけど
ファーストクラスでも貨物扱いでした。

田舎の空港(ルクソールとか)にはリフトがないので
タラップは脅威の「担ぎ」でした。
力自慢のお兄さんが、妹を肩に担いで階段を降りてくれました
見ているほうがコワイです。

不思議だったのは、これもドバイの空港なのですが
乗り継ぎする人たちのために
 「障害者の部屋」
があること。
お年寄りと障害をもつひとたちは
飛行機を降りたときから係員に誘導されて一つの部屋に集められるのです。
そこは小さな部屋でした。
椅子が少ないので介助の人は立ったまま。
飲み水くらいはあったかな?

で、そこで何をするのかと思えば
 「待っていろ」
ただ、それだけ。
待ってるだけ!
フライトの待ち時間って
足をのばしたり買い物をしたりゴハンを食べたりする時間のはず。
それが、ここに集められたが最後
 「出てはいけない」
って言われるのです。

これは軟禁!
いや、監禁!

お腹が空いたから無理やり出ていきましたけど
係員は露骨にイヤな顔をして
 「時間になったら絶対に帰ってこい」
と命令口調。
なんなんだオマエ。
彼らはもしかしたら、小部屋に監禁することで「弱き者を保護」してるつもりなんでしょうか。
車椅子の対応にもお国柄が出るものです。
ちなみに日本の空港職員の対応は、たいてい、素晴らしいです。

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| 旅のスタイル | 09:53 | comments:4 | TOP↑

COMMENT

そうだったんですね。

軟禁は凄いですね…どう言った考えからでしょう
か。 私たちはいつも健常者の立場からしか
物を見ていませんが、こうした配慮のことを
もっと気を配って知るべきだなぁと 今回強く
思いました。

| 霧のまち | 2011/01/15 10:28 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

>霧のまちさん
旅行者は元気な人が多いけど
みんないつかは年をとるし
車椅子のお世話になる人も多いかと思います。
年とっても車椅子になっても旅は続けたいですよね!
イスラムの考え方は謎に包まれていますが(笑)

| だだ | 2011/01/15 21:45 | URL |

ローカル空港で車椅子利用者の対応ができていないことは
理解できますが、空も海も中東の拠点のドバイで「隔離」
対応とはビックリです。
航空会社のフライト中のトイレへの誘導、食事サービスな
どの対応が企業ステータスとして問われそうです。

| 三田/にしかわ | 2011/01/16 13:52 | URL |

>にしかわさん
そうなんですよ、あのドバイで隔離。
ものすごく進んでるところとそうでないところに差があって
考え方の違いというか、文化の違いなのでしょうね。
オーストラリアの格安航空は、機内サービスではエミレーツの足元にも及びませんでしたが車椅子の扱いはさすがでした。

| だだ | 2011/01/16 21:56 | URL |















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