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ラダックの祈り(2)

まずは動画で申し訳ない。
汚い映像ですが、村のおばちゃんがまわすマニ車の鐘の音をきいてください。




本文は、ここからです。


ラダックにたくさんある「ゴンパ」とは僧院のことだ。
お寺の中に学校があり、小さな子供たちがたくさん学んでいる。
 「昔から、口減らしのために農村の子が送られてくるんだ。
  今でもそんなに変わらないよ」
とあとで聞いた。
写真を撮ってもいいかときくと
一人の少年はプイと横を向いてしまった。

小坊主さん

ゴンパめぐりの途中、何人かの人と一緒になった。
地元の人たちはみんな・・・私が雇った車のドライバーも含めて
まったくといっていいほど英語は話せないから
身振り手振りだったけど。

 「次の寺まで車にのせてほしい」
と言ってきた青年は
このあたりの寺を巡礼しているようだ。
おどろくほど粗末な服を着て
おどろくほど粗末な松葉杖をついていた。
仕事でケガをしたのだそうだ。
まだ若いのに苦労の多い顔だった。
不自由な足をひっぱりながらたくさんの階段をのぼり、五体投地で仏に祈った。

祈る人

別のゴンパでは、だいぶ高齢のおばあちゃん2人組に出会った。
たぶん姉妹なのだと思う。
とても仲が良くて、かけあい漫才のようにテンポのいいおしゃべりをくりひろげていた。
内容はわからなくても聞いてるだけで楽しくなるおしゃべりだった。

おばあちゃんたち

見てのとおり右のおばあちゃんは体が悪い。
両手がないし、目もあんまり見えてないみたいで
階段をのぼるときは手を引いてもらっていた。
だけど彼女はすごく元気で、強気で、明るかった。
2人でゲラゲラ笑いながら歩いていった。

遠足の子供たち
(遠足の子供たち)

こういう土地では体を悪くすると生きていくのが大変だと思う。
松葉杖の青年は仕事を失ったかもしれない。
おばあちゃんたちもほんとは病気で辛いんだと思う。
このあたりにはチベット難民もたくさんいて
ここへ来るまでに難民キャンプをたくさん見た。
荒涼とした砂漠に恐ろしいほどたくさんのテント屋根がならんでいた。
大勢の人が住んでいるはずなのに、とても寂しいところだった。

これらの写真を撮ったわずか2ヵ月後。
ラダック地方で歴史的な大洪水が起こった。

カミサマホトケ様。
彼らを救ってください。

いや、違うな。
・・・人を救うのは人だ。
ジュレー・ラダックというNGOで義援金募集してました。)

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| インド | 11:50 | comments:4 | TOP↑

COMMENT

巨大マニの音、懐かしく聴きました。
私もシッキムで随分何度も出会いました。
引きも切らずに人が来ますね~。

少年僧は多いですね。 大きなゴンパで
祈りの場に会いましたが、小さな僧たちは
下っ端なので敷物も無いコンクリートの
ような場所に そのまま座っていましたよ。
イスラムのアザーンよりも なんかチベット
仏教は 身近ですね。 日本人だからね~。

| 霧のまち | 2010/12/16 10:22 | URL | ≫ EDIT

>霧のまちさん
長閑でいいんですよね~でかいマニって。
みんな通りすがりにちょっと回していくんですよね。
敷物もない地べたに座るのは、冬場はかなりキツそう・・・。
祈りの対象物が見えないイスラムよりは、よくわからないけど仏であるチベット仏教のほうが日本人には馴染みやすいです。
キリスト今日イスラム教ヒンズー今日といろんな寺を見たあとで仏様に会うと「懐かしい!」って思いました。

| だだ | 2010/12/16 11:38 | URL |

ちょうど、昨日親と、自分は都会に住んで
親がいて、変な病気にかかっても、何故か
近くにたまたま専門医がいて。
その専門医に通院するのに、離島から飛行機で来る
人もいるのに、自分は恵まれていると話して
いた所でした。

私もお金が入れば、少しでも募金したいです。
だださん、無事でよかったです。良い話を
ありがとうございました。

| もんこ | 2010/12/20 14:06 | URL | ≫ EDIT

>もんこさん
日本でも病院がなくて大変な所が多いですもんね…私も恵まれていると思います。
日本では無信心なひとが多いですが
祈らないでも生きていけるほど豊かなのだと思います。

| だだ | 2010/12/20 15:58 | URL |















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