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たった1日だけの旅(4) ワット・ポーの魅力

宿に荷物をおろしたら。
さあ、観光のはじまりだ。

でも、そのまえに、ゴハン。

麺

そのへんの食堂で麺をすすった。
なんのへんてつもない。
ふつうの麺。
魚醤でちょっと味つけなおしたけど。
とくにおいしくもマズくもなかった。
・・・もっと良いものたべとけばよかったな。


私は、バンコクに来たら最初にやるべきことを決めている。
ワット・ポー詣でだ。

ワット・ポー

超観光地で、観光客だらけで、
でもなんか楽しくなるお寺。

こんなにも金ぴかで、
なのにこんなにものんびりしていらっしゃる仏様をみると、
なんだか癒されるのだ。

のびのび涅槃仏

私はこの仏様が好きで、バンコクではいつも最初にここにきて、
 「旅のあいだ守っていてください」
ってお願いする。

ほとけさまのまくら

・・・涅槃仏のうなじは今日もいろっぽい。


ワット・ポーの魅力はこれだけではない。
堂内をうめつくす壁画もすてきなのだ。
お釈迦様の生涯かなにかが描かれているのだと思うが、
民衆の様子がやたら細かい。

たとえば、これ。

壁画

鼻ほじってる子供がやたらとカメラ目線。
なにゆえカメラ目線。
写ってないけど、左にはセクシーな奥さんが描かれている。
お父さんは隣家の奥さんと不倫中で、これは
 「じゃ、今夜」
こっそり合図をかわしている図なのだ(たぶん)。
下部のネズミも宙に浮いちゃうほどびびりっってるのが愛おしいではないか。

こんなふうに、ツッコミどころ満載のほのぼの漫画が、そこいらじゅうに描かれている。
ワット・ポーって観光地だけどタイらしくってステキなお寺です。

| タイ・たった1日だけの旅 | 22:45 | comments:5 | TOP↑

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たった1日だけの旅(3)「あっちのほう」へ

2月19日、AM11時。
私は錆だらけの列車でファランポーン駅に到着した。

ファランポーン駅

まずは、宿を目指そう。
そこそこの安宿をネットで予約済みなのだ。
場所は、シー・プラヤ桟橋の近く。
徒歩15分の距離。
・・・で。
どっち方向に15分なんだろう?
地図をもっていないのでぜんぜんわからない。
駅の観光案内所で「地図ください」っていったら
 「50バーツ(約150円)」
っていわれたのであきらめた。
 「シー・プラヤはあっちのほう」
と、ざっくりした案内だけタダだった。

とにかく「あっちのほう」にむかって歩き出す。
真昼のバンコクは冬でも暑い。
太陽ぎらぎら。
排気ガスむんむん。
じっとり汗をかく暑さ。
背中のバックパックがどんより重い。
それでも歩き出して2分で
 「おねーさん、どこいくの?」
声をかけられた。
・・・シー・プラヤ桟橋だよ。
 「道案内してあげようか?」
そりゃどうも。
 「歩くのはちょっと、遠いと思うよ」
どれくらいかかる?
 「1時間くらいかな」
へえー遠いねえ。
 「そうだよ、だからトゥクトゥクに乗ったほうがいいよ。
  あ、偶然なんだけど、ぼくトゥクトゥクの運転手なんだ。」
なにが偶然だよ。
乗せたいから声かけてきたんだろ。
ぼったくりたいから15分の距離を1時間とかいうんだろ。
ついでに土産物屋につれていくんだろ。
ごめん、知ってるから。

バンコクの典型的トゥクトゥク運転手を振り切って、「あっちのほう」へひたすら歩き、予約した宿に到着したのは駅を出てちょうど15分後のことだった。

| タイ・たった1日だけの旅 | 22:51 | comments:0 | TOP↑

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たった1日だけの旅(2)

今回の旅は東南アジアをまわる予定だったから、何か国分もの情報を仕入れた。
たくさんたくさん資料を集めた。
けれども最初の訪問地・タイに関してだけは、なんの下準備もしていなかった。
タイには何度か訪れているから、出たとこ勝負でなんとかなるだろうと。
バンコクのスワンナプーム国際空港には立派な観光案内所がある。
そこで地図を入手できる。
町までの行き方も案内所で教えてもらえる。
観光案内所は私の味方だ。
楽勝、楽勝。

・・・なのに。

エア・アジアが着陸したのは、バンコクの表玄関・スワンナプーム新国際空港ではなかった。
まさかのドンムアン・エアポートであった。
いわば裏玄関。
ドン・ムアンは旧空港なのだ。
今は主に国内線の発着所となっている。
たとえていうなら、関西空港におりるだろうと思い込んでいた飛行機が伊丹に着いちゃった、てな具合。
古くて。
暗くて。
さびれてる。
立派な観光案内所とかもない。
・・・ここからバンコク市街まで、どうやって行くんだっけ?
古い記憶を掘り起こす。
この空港にも来たのはもう10年くらい前だろうか。
たしかバスが出てたはずだ。
リムジンよりローカルバスを探したほうがずっと安かったはずだ。
でもどのバスに乗るべきかがわかんない。
一番てっとり早いのは、やっぱり、電車だな。

ドンムアン駅

空港の2階から歩道橋をわたり、階段を下りればそこはもう鉄道駅。
ブーゲンビリアの花が咲き、ホームには国王の肖像ががでんと飾られている。
空港の隣だというのにここにはもう観光客の姿はない。
いかにもローカルなタイ国民ばかりが、並ぶでもなくぼんやり電車を待っている。
駅の向こうは寺だった。
参道には市場もあるらしい。
ローカル感たっぷりの『ドン・ムアン駅』。
窓口できっぷを買ったらバンコクまでたったの5バーツだった。
約15円。
だから私はタイが好き。

バンコク行きは30分ほどでやってきた。
臭くてやかましいディーゼル列車。
車両も座席も錆だらけ。
乗客はみんな信じられないほどの気取りのなさで、思い思いに時を過ごしている。
座席にあぐらをかいてるおばちゃん。
お弁当たべてるおじいちゃん。
意味なく歩き回ってるおばあちゃん。
サンドイッチ売りのおばちゃんが私語だらけで乗り込んでくる。
あんまり売る気がないみたい。
みんなのんきでフリーダム。
日本では車内で電話したら怒られるんだっていったら驚くだろうな。

バンコクの車窓から、1

ドン・ムアン~バンコク間の車窓には、下町の風景がながれていく。

バンコクの車窓から、2

がたんごとん。
がたんごとん。

ディーゼルはやかましいし臭いけれど、線路は機嫌よく歌っている。

がたんごとん。
がたんごとん。

楽しい旅の始まりの歌だ。

| タイ・たった1日だけの旅 | 21:37 | comments:2 | TOP↑

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