2011年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年01月

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ブログ休止のおしらせ

新しいブログはこちらです。

アフリカ、中東、ヨーロッパ、インド、南米。
2年で合計8カ月のあいだ旅をしてきました。
楽しい旅でした。
最高の旅でした。
でも、怖いこともありました。
悲しいことだってありました。
ブログを通して頂いた、皆さんのたくさんの励ましがなかったら
ヘタレでビビリでアカンタレな私は
ちゃんと帰ってこれなかったかもしれません。
コメントにお返事できないときでも
いつでもむちゃくちゃ嬉しかったです。

帰国後、旅をふりかえってブログを書くのも楽しいことでした。
日記から文章を抜き出し、まとめることによって
ぼんやりとしていた考えがはっきりと蘇るのです。
忘れかけていた細かなできごとを鮮やかに思い出すのです。
それはまるで、もう一度おなじところを旅するような、楽しい作業でした。

けれどいつまでも過去の旅にとらわれているわけにはいきません。
同じことばかりを書いても進歩がない。
そろそろ次に進まなければならない。
それよりなによりネタがない。
古い話ばかり書いても仕方がないから
今日でこのブログは一旦休止することにします。

ブログは休止ですが、中止ではありません。
私の旅はまだ終わっていないからです。
中国。
チベット。
ブータン。
ラオス。
カザフスタン。
チェコ。
ロシア。
カナダ。
ブラジル。
グアテマラ。
ベネズエラ。
行きたいところは無数にあります。
次の旅に向かって。
次の夢に向かって。
違うブログではありますが、日々、書き進めたいと思っています。

人生とはすべて旅であり
旅とはすべてネタであり
つまり人生はすべてネタなので
私の旅行記は永遠に続くかもしれません。

今まで私の文章を読んでくださった皆さん、
コメントをくださった皆さん、
本を買ってくださった皆さん、
リンクして下さった皆さん、
私といっしょに旅してくださった皆さん。
たいへんお世話になりました。
本当にありがとうございました。

今後しばらくは別のブログを書いていくつもりです。
旅先では大きな大きな世界を描いてきましたが
これからは、小さく深い世界を見つめていきたいと思います。
「猫とビターチョコレート」(タイトル変わるかも)
http://dada.bangofan.com/


3度目の旅が始まれば、またここに帰ってくるかもしれません。
旅には出ます。
必ず。
その日まで、しばし、さようなら。
よいお年をお迎えください。

新しいブログはこちらです。

| その他 | 21:40 | comments:6 | TOP↑

≫ EDIT

ウユニ塩湖で日の丸を振る

 「日本人はどうして国旗を身につけない?」
ときかれたことがある。
インドの旅行代理店の人だった。
 「ぼくは世界中の国旗のコレクションをしている。
 たいていの旅行者は、
 バックパックに国旗を挿したりワッペンを貼ったりして、
 自分の国籍か一目でわかるようにしているから、それをもらうんだ。
 アメリカ、ドイツ、中国、韓国、オーストラリア・・・
 でも日本の旗だけが無い。
 日本人はぜったいに国旗を持ち歩かないからだ。
 国旗は国の誇りだろう?
 どうして日本人は自分の国の旗を誇らないんだ?」

それは複雑な歴史の象徴だからだ。
日の丸と君が代はいつでも論争の的だからだ。
私も国旗を持ち歩いたりしない。
日本で、日の丸を身につけて歩いたりなんかしたら、
ちょっと特殊な団体の人だと思われてしまうだろう。

だけど、一度だけ。
一度だけ日の丸を大きく振ったことがある。
ボリビアのウユニ塩湖でのことだ。

塩湖のホテル前には世界各国の旗が用意され
記念撮影ができるようになっている。
チリ人はチリの
ブラジル人はブラジルの
韓国人は韓国の旗を掲げ
誇らしげに写真を撮っていた。

 「あなたは旗と写真を撮らないの?」

チリ人の友達に声をかけられ
・・・私も撮るか。
と腰をあげた。

だが実際に日の丸を前にすると大きなためらいがあった。
学生時代、先生から、日の丸は罪深いものであり
君が代が鳴っても立たなくてよろしい、歌わなくてよろしいと言われて育ったからだ。

それでもいつだって
オリンピックの表彰台に日の丸がのぼると感動した。
問題を抱えているとはいえ、
日の丸は世界が認めるこの国の旗であり
今のところ日本は他に旗をもっていない。
これが自分の国のマークだということは、
旅をしてみれば、みんな肌身で感じると思う。

友達から手渡された旗は
意外なくらいずっしりと重かった。
私は日本人であり
日の丸は
誇りも涙も、悲しく罪深い歴史の問題もすべてを抱きかかえた象徴だと思った。

それで私は日の丸を振った。

ウユニで日の丸

日本人であることから逃げてはいけない。

| ボリビア | 12:09 | comments(-) | TOP↑

≫ EDIT

『日本の皆さんへ』

今年も一年が終わろうとしています。
2011年はいつまでも「あの年」として語られるでしょう。
あの大震災の年、と。
あの津波のあった年、と。
本当に酷い年でした。
今も家族が見つからない方、お家に帰れない方々にとって
来年こそ明るく暖かい一年となりますように・・・。


最後に、南米からの「日本の皆さんに向けたメッセージ」のうち、
今まで未掲載だったものをお届けします。
旅先のボリビアやペルーの街角で出会った人に書いてもらったものです。
こちらのブログにコメントを下さる、けいかさんが翻訳してくださいました。
(お忙しい中ありがとうございました!)

メッセージ1
Roxan
進め、日本。
神様はみなさまと一緒です。
そして、主の恵みが皆様の元に届くでしょう。
ボリビアはみなさんと一緒です、そして、みなさんをたすけます。



メッセージ2
Jose
日本の兄弟に同情し、心から共感します。
この痛みはいつか消えるでしょう。
がんばってください。



メッセージ3
Kathy
今後進むべき道を神様が示してくださるでしょう。
そして、間違ったことは全てなくなるでしょう。
我々はみなさまと一緒です。
真心をこめて。



メッセージ4
日本にいる兄弟のみなさん。
神様がみなさんを守り力を与え、この悲劇からの道のりを示してれるでしょう。
ボリビアの兄弟より



メッセージ5
Marco
日本は小さい国ですがとても長い歴史と文化があります。
日本の兄弟のみなさんが今この問題を乗り切れると、ペルーにいる僕たちは信じています。
より団結した強い国になり、前へ進むと信じ、
世界に存在感を見せてくれると思います。
がんばれ、日本。



南米の人たちは、みんな日本人が好きでした。
みんな本当に心配してくれ、応援してくれていました。
復興への道程はまだまだ遠いですが
彼らが祈ってくれるとおり、
2012年はきっと明るい道が示されると
私も信じています。


<関連過去記事>
ラ・パス市民からのメッセージ
メッセージをくれたラ・パスの人たち
ベルギー美女からのメッセージ

| その他 | 10:21 | comments:2 | TOP↑

≫ EDIT

フラミンゴの朝

年末のあわただしさのなか
バタバタと日常を送っているときに
ふと、思い出した情景がある。

あれはボリビアの高地、アンデス山脈の湖だった。
赤い湖、ラグーナ・コロラダのほとりで一泊した。
空気が薄くて寝にくいといわれる場所ながら、ルームメイトたちはぐっすりと眠りこけ、私だけが早起きをした。
水道は屋外にしかないから顔を洗いに外にでた。

夜のあいだトタン屋根を打ちつづけた雨はあがっていた。
空は重たい雲におおわれている。
風もない。
ずっしりとした朝だ。
私は空をみあげ、夜が小さくなって山のむこうへとしりぞき、
朝がどこからともなくひろがってくるのをながめていた。
荒涼とした世界は無音のヴェールに覆われていた。
これからこの薄膜をやぶって一日が始まるんだ。


ラグーナ・コロラダ

湖は静かだった。
色あせた赤い水が、しん、と凪いでいる。
生まれる前みたいな世界のなかで、動くことができたのは、一群れのフラミンゴだけだった。
フラミンゴはくっきりと一列に連なり、しずしずと浅い湖面を歩いてくる。
なんと美しい一列縦隊だろう。
珊瑚のビーズに糸を通したようだ。
糸を動かすと、珊瑚色のビーズが前のものにくっついていくように
桃色の鳥たちはひとすじの乱れもなくすすんでいった。
やがて先頭のフラミンゴが岸にたどり着くと、びるるる、と鳴いた。
次のもその次のも、到着するとびるるる、びるるる、と鳴いた。
静かな静かな、風よりほかに音のない世界に
フラミンゴの声だけが空にむかって朝を告げていた。

フラミンンゴ2
(昼間はバラけているが夜は一列で寝るらしい。)

なんともいえない光景だった。
ものすごく静かだったことと、ものすごく寒かったことをよく覚えてる。
私がこうやって日々の暮らしを営み、
仕事をし、年末年始の雑事に追われているあいだにも
あの湖ではやっぱりフラミンゴたちがびるるびるると啼いているのだろうか。
そんなことをときどき考える。
日常がどんなに忙しくても、やりきれなくても、閉じ込められても、
私はこの地球上に別の世界があることを、覚えていられる。

| ボリビア | 13:16 | comments:2 | TOP↑

≫ EDIT

世界の青空、旅の空

旅が恋しい。
旅に帰りたい。
今でもずっと、そう思ってる。

s_アフリカ上空


・・・本日の写真は、1枚をのぞいてすべてViviCam5050で撮影しました。

≫ Read More

| 集めてみた | 12:32 | comments:3 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT