2011年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年09月

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おみやげ厳禁!コカの話

以前、テレビの旅番組で
ボリビアを訪れたレポーターが
市場で売られているコカの葉を噛んだ。
その様子が放送されたあと
厚生局麻薬取締部から
 「麻薬特例法に抵触する恐れがある」
と注意を受けたそうだ。

コカはコカインの原料。
麻薬だから。

でも南米では、コカの葉は麻薬じゃない。
一般的、かつ伝統的な嗜好品。
クスコやプーノには
『コカ博物館』
なんてものがあって
入り口に
 「コカとコカインは違います!」
と書かれているくらい、今でもしっかり合法だ。

博物館ではコカの歴史についての展示してあった。
はるか昔から南米の人々の生活に根ざしてきたコカ。
儀式や外科手術につかわれてきたし
鉱山などの労働者にとっても必需品だ。
コカの葉を噛むと、疲れや空腹を感じにくくなると言われている。
麻薬みたいなトリップはできないが
辛さを一時的に誤魔化してくれるものらしい。

・・・で、問題のコカがどんなかというと、

コカの葉

葉っぱだ。
葉っぱそのもの。
ナマの葉っぱをそのまま、くちゃくちゃ噛むのである。
チューインガムみたいに。
出てきた汁に効果がある。
エチオピアの「チャット」に似ている。

どうしても断りきれなくて一度だけ口に入れた。
噛むと苦い汁がでてくる。
それがあまりにも「葉っぱ」臭くて
・・・子供の頃、おままごとのゴハンを間違って食べちゃった時みたいで
すぐにこっそり吐き出した。
ちょっとだけ舌がしびれたみたいになった。
オススメしません。

ナマの葉っぱを噛まなくても
南米を旅するかぎり
コカに触れずに済ますのは難しい。
『コカ茶』としてごく普通に出てくるから。
知らずに飲んでる可能性も高い。
選べるドリンクサービスとかでも
 「コーヒー、紅茶、
  コカ茶、インカコーラ、
  どれにします?」
ときかれる。
本当にごくごく一般的なものなのだ。

キャンディとかスイーツもあって、こちらはかなりおいしい。

コカキャンディ

味は抹茶にそっくりだ。

が!
日本では、これぜんぶ違法だから!
葉っぱ一枚、キャンディ一粒でも捕まるから!
ホテルで余ったコカ茶のティーパックを持って帰ってもアウトだから!

そのへんはしっかり気をつけましょう。


コカ・コーラの「コカ」の意味を
知ってた方も知らない方も
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| ペルー | 13:55 | comments:5 | TOP↑

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博物館妄想

 「博物館ってつまんない」
という人は少なくない。
歴史をあまり知らないし
解説が書いてあっても読めないし。
遺跡と違い、
ガラスケースに閉じ込められた遺物って、
知識がなければただのモノ。
・・・「死んでる物」に思える。

私も、そんなには興味ないんだけど。

古代の遺物をみるときは、「作った人」のことを考えてる。
どんな人がこの土器を作ったのだろう、って。

王冠と鼻輪のひと


あたりまえだけど、昔のモノはすべて手作り。
大昔の人が手で土をこね、焼き、絵を描いた。
苦労して苦労して、つくったはずだ。


赤褌土器


この鳥を描いたのは、
おじさんだろうか。
若い人だろうか。
男性だろうか。
女性だろうか。
もしかして子供だったりするのだろうか。


鳥の土器


きれいな色が塗られているが
昔の人だって、時には失敗もしただろう。
 「あっ、はみだした!」
って、あわてて塗りなおしたり。
ごまかしたり。
上司にみつかって怒られたかもしれない。
やり直しを命じられたかもしれない。
また理不尽な命令をされて
 「ちくしょー!」
って暴れたかこともあったかもしれない。
 「俺はこの色でいいと思うんだよ!」
とか。


s_R0014692.jpg


逆に
 「うん、我ながらうまくできた」
と悦に入ったり、
誰かにほめてもらったり
素晴らしいものをつくったということで昇進したり。
家族みんなでそれを喜んだり。
 「この分野に関しては俺の右に出るものはいない」
とプライドをもっていたり。

いろいろな人の手のなかで
いろいろなことが起こったかもしれない。
そんな妄想をするのが好きだ。


s_R0014662.jpg


つくった人は死んでしまった。
みんないなくなってしまった。
ただ土器だけが残された。

それでも博物館の遺物には
何百年も昔の
職人魂のカケラがまだ生きて残っているような気がするのだ。


ヒトの土器
「こっち見てる・・・!」


最後の写真がちょっと怖いなって思った方も、
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次回はコカのお話です・・・。

| ペルー | 10:40 | comments:3 | TOP↑

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博物館の猫

「博物館なんてつまらない。
 土器とか興味ないよ」

そんな人にも
『マリア・ライヘ博物館』はオススメだ。
すっごくオススメ。
なぜかというと


・・・猫がいるから。


博物館のねこ 1



・・・2匹もいるから。



博物館のねこ



展示物そっちのけで、ずーっと猫を眺めていたら

「あんた何しに来たの?」

と言われた。

・・・わたし、どこへ行っても、世界中でそう言われてる気がする。


2階建て

入場券売り場のブースですが
ただの「猫入れ」になっていました。


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| ペルー | 11:37 | comments:8 | TOP↑

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ナスカの地上絵の謎

子供のころ読んでいた雑誌に
 「ナスカの地上絵は宇宙人が描いたものだった!」
とか載っていた。
 「たくさんの直線は、宇宙船の滑走路だった!」
とか。
子供のころでも本気にはしなかったが
じゃあ地上絵っていったい何のために描かれたのだろう?

ナスカのガイドさんはこう説明した。

「いろんな説があるね。

1)神をまつる儀式の場所だった
ナスカは砂漠だ。
水がほしい。
神に祈らなくてはならない。
神への捧げもの、首級(トロフィー)を地上に描いて天にいる神に捧げた。
彼らは地面に大きな三角や四角を描き、そこで神に捧げものをし、ダンスを踊ったんだ。
 

2)地下水脈の目印
見てごらん、直線のラインが交わっているだろう?
ほら、あそこ、山の上で。
直線が交わって一点を指し示している。
この線をたどっていけば水が見つかるという目印なんだ。


2本の直線

3)カレンダー
マリア・ライヘの有名な説だよね。
ナスカ・ラインには星の動きや太陽の動きをあらわした線がある。
暦は、農業にとって大事なものだったはずだ。


これらの説はぜんぶ正しいんだよ。
ナスカ・ラインは1000年の間、何世代もにわたって描かれたものだから。
地上絵の目的は時代によって変わっていった。
最初は神頼みだったが、
自分たちで水のありかを見つけられるようになり
やがて農業ができるようになった。
時代ごとに違う役割があったんだ。
古いラインの上に新しいラインを重なり
膨大な数の線や絵が描かれているのは、そのせいだよ」

なるほどねー。


最後に
私は子供のころの疑問を
恥ずかしげもなくぶつけてみた。

・・・宇宙人説はどうなんですか?

ナスカ人は笑った。

「これは我々の先祖が書いたものだ。
 我々の先祖はとっても賢かった。
 偉大だったんだよ!
 宇宙人なんかじゃない」

・・・すみません。


納得したという方も
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| ペルー | 10:13 | comments:7 | TOP↑

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ナスカの地上絵・写真

ナスカの地上絵は、有名なわりにいまひとつ人気のない観光地だ。
主な理由は3つあって

・値段が高い
・事故が多い
・そのわりによく見えない

そのうえ、セスナは酔いやすい。
私はものすごく酔った(「実録・ナスカの地上絵」)。

去年、地上絵フライトで飛行機事故が頻発し
そのせいで税金だか保険金だか空港使用料だかがハネ上がった。
どこの会社で聞いても1フライト(35分)=115ドル!
1万円!
値切って値切って105ドル!
旅行会社を通さず、直接空港のカウンターで申し込んでも90ドルくらい。
悔しい気持ちを押し殺し、
 「お金より大事なものが得られるはず!」
と自分に言い聞かせて臨んだ地上絵フライト。

待たずに乗れた7人のりセスナ
s_R0014642.jpg


意外と乗り心地のいい座席
s_IMG_0748.jpg




ハチドリ
ハチドリ



猿



犬


オウム
オウム


クモ
クモ


コンドル
コンドル


え?
何?
よく見えないって?
わかりづらい、って?

無理を言っちゃいけません。
ちょっとでも見えやすいように加工をしてこれなんですから。

・・・気を抜いて撮るとこんな感じなのですよ。

実態
(クリックで拡大、しても見えないコンドルの地上絵。)

いや、肉眼ではもうちょっと見えたけど。
単に地上絵を見たいだけなら、Googleマップでいいと思います。
実際、
 「テレビとおんなじだって聞いたから、行くのやめた」
と言う人もいたくらい。

でも私は、行ってよかったと思う。
たしかに地上絵は
テレビで見るのと一緒だけど
テレビでは経験できないから。
飛行機酔いも、
たくさんのナスカ・ラインの中から自分で「絵」を見つける喜びも、
 「猿だー!猿、猿、猿の絵だー!」
とひとりでハイテンションになって叫ぶことも
セスナが着陸して
 「もう一生、乗るもんか」
と誓うことも。

つまり・・・楽しかったのです。

しんどくっても高価でも
思い出になればなんでもいいと思ってます。
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| ペルー | 11:08 | comments:7 | TOP↑

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