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ザンビアの車窓から

ザンビアからタンザニアへ。
列車で国境を越える旅をする。

タンザン列車の窓から2
(by ViviCam5050)

2泊3日の長旅だ。
もちろんその間、シャワーは無い。
トイレや洗面所で水が使えたのは1日目だけ。
あっという間にタンクが空になり、2日目の朝には一滴も出なくなっていた。
以後は、歯磨きも洗面もぜんぶペットボトルの水を使うことになる。

せめて、ということで、コンパートメントを利用した。
男女別にわかれているので安心だ。
1等車は2段ベッドの4人部屋。
ベッドにハシゴはなく、
小さな足場がちょこんと一つあるだけだった。
アフリカの人はみんな身軽だし体も大きいから大丈夫なんだけど
・・・私は足が短いもんだから
ベッドに上り下りするだけでアクロバティックな動きを要求されることになった。
かなわんわー。

しかも、揺れる。
ものすごく揺れる!

15分に1回くらいは天井で頭をぶつけるし
ヘタをすると端から端までふっとばされてしまう。
まるで船に乗ってるかのような揺れ方だ。
1日目の夜はほとんど眠れなかった。

揺れるし
汚いし
長時間だし
・・・それでも。
それでも、尚。

最高の旅路だった。
だってそこはアフリカだったから。

車窓から見える景色は、どこまでもどこまでも、はてしない大地。


タンザン列車の窓から
(by ViviCam5050)

線路はつづくよ、どこまでも。


線路は続くよ

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| ザンビア | 12:21 | comments:5 | TOP↑

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列車に乗ろう!

昨日のつづき。
重たい荷物を担ぎ、へとへとになりながら歩いていくと
草原の中に、突如、建物があらわれた。

ダザラ鉄道カピリムボシ駅
(新カピリ・ムボシ駅)

真新しい。
ピッカピカの建物だ。
まわりの風景とあまりにもそぐわないので笑ってしまう。

これは国際鉄道の駅。
外国人もつかう駅だから見栄を張ったんだろう。
すぐそばにあるローカル線の駅は廃線かと思われるような有様だったのに。

タザラ鉄道(別名タンザン鉄道)は
ザンビアとタンザニアを結ぶ列車だ。
多分、1日1便。
前日にチケットを買いに行ったら 
 「2時間前には駅に来るように」
と言われた。
飛行機か?

ダザラの駅

写真は、駅舎内の案内表示。
2010年3月5日、キリマンジャロ号、14時発。

このあたりでは14時、を「14HOURS」と表す。
14時間、も「14HOURS」で同じだから、ちょっとまぎらわしい。

当日、言われたとおり2時間前に駅へ行ってみる。
行ってみるが、もちろん何もない。
2時間ぼーっと待ってるだけ。
何なん、この2時間は?

駅舎は外から見るほど立派じゃなかった。
売店のひとつもないし
トイレもお粗末・・・でも、流れるだけマシか。
待合室のイスも足りなくて、地べたでゴロゴロと寝転がって列車を待った。

30分前にようやく列車が到着。
改札口が開くと待ちかまえていた乗客がいっせいに乗り込みはじめた。
安い3等車は自由席だから、ちょっとでも良い席をとるためにみんな必死なのだ。
どれくらい必死かっていうと
軽く戦争かと思うくらい。
怒鳴る!
叫ぶ!
泣きわめく!
突き倒す!
転ぶ!
 「子供が先だ!」
係員が列をつくれと命令する!
キセル乗車をしようと必死の男もいる。
どうみても引越し荷物を持ち込もうとして止められてる家族がいる。
大変な騒ぎだ。

だけど人々の顔は明るかった。
楽しそうだった。
これから列車に乗って遠いところに行くんだ。
新しい土地に行くんだ。
そんなわくわく感が車内に満ちていた。

同じコンパートメントのおばちゃんが言った。
 「この鉄道はね、あんたの国が作ってくれたものなんだよ。
  ありがとうね!」
・・・タザラ鉄道は中国製です。
日本人でごめん、おばちゃん。

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| ザンビア | 12:00 | comments:2 | TOP↑

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アフリカン・ロード

でっかい空と。
赤い道。
まわりは全部、野っ原だ。

駅へ向かう道inザンビア
(by ViviCam5050)

なんにも
なんにも
なーんにも、ない。
・・・アフリカ。

雨あがりはひどいことになってた。
このぬかるみの道を、荷物をかついで2キロほど歩かなくちゃいけなかった。

雨あがりの道

たかが2キロ。
荷物をかついで歩くといっても、バックパックなら平気で歩けるだろう。
だけどあのときの私は、バカみたいにコロコロバッグを持っていたのだ(バッグの話)。
こんな道でコロコロを引けるわけがなく
担いで歩かなくちゃいけなかった。
いちおう2WAYタイプで背負えるようになってるんだけど
コロコロの車輪のぶんが余計だった。
・・・15キロは重すぎた。

通りすがりの人が声をかけてくれる。
アフリカ人はみんな気さくだ。

 「ハロー、日本人!」
 「おや、重そうだな」
 「大丈夫か?」
 「手伝ってやろうか?」
 「荷物を持ってやろう。いくら出す?」
 「タクシー乗るかタクシー!」

自分で担ぎます!
タクシーいらん!


15キロの荷物をかついで歩き、くたびれきった私の姿
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| ザンビア | 12:00 | comments:3 | TOP↑

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「えっ、ほんとに泊まるの?」と言われたホテルに泊まってみた

昨日のつづき。
強引な客引きを怒鳴りつけ、
荷物をかついで歩きだしたあとのことだ。

そこはザンビアのカピリ・ムボシという村だった。
ガイドブックにも地名くらいしか載っていないし
インターネットにも情報がない。
ほとんどの旅行者は、乗り継ぎをするだけでこの村を通過してしまうからだ。
なんの情報もない村に宿泊するというのは
小心者の私にとっては大きな賭けだった。

ドキドキしながら村を歩いた。
道は泥だらけで、うんこだらけで、蝿だらけだった。
前を行く人の背中にたくさん蝿がとまっていた。
きっと私の背中にもたくさんとまっているのだろう。

カピリムボシ
(by POCKET DIGITAL CAMERA SQ28m )

幸い、宿はすぐに見つかった。
大通り沿いに2軒。
ぼろぼろの安宿が並んでた。

マシそうな方に入る。
フロントには誰もいない。
中庭で数人の男がビリヤードをしていて、宿のスタッフも一緒にゲームをしている。
 「泊まりたいんですけど」
声をかけると
 「ええっ!?」
男たちが全員、いっせいに振り向いた。
何を驚いているんだ?
 「泊まるの?」
 「ほんとに?」
だってここ、宿なんでしょ?
 「そうだけど・・・」
なぜ口ごもる?

部屋に案内されてわかった。
わざわざこの宿に泊まりたいと言う外国人は、あんまり、いないだろう。

カピリの宿

窓もなく、ベッドだけでいっぱいの部屋。
虫だらけで、異臭がする。
破れかぶれの蚊帳。
湿った板切れみたいなベッド。
枕なんて、とてもじゃないが触れない。
トイレは汲み置き式で流れきれない汚物がたまっている。
シャワールームは見ただけで吐きそうだ。

たぶん、今までで一番ひどい宿だったけど
隣りはもっとひどそうだったし
ルサカに帰るのも悔しかったので
その晩は我慢してそこで寝た。
なんか悲しくなってしまった。
ほかの旅人たちがあまり行かないようなところには
やっぱり行くもんじゃないと学んだ。

この宿に泊まったとき、私きっとこの写真みたいな顔してたと思う・・・。

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| ザンビア | 11:52 | comments:3 | TOP↑

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アフリカ人と戦う!日本人ちっちゃいけど負けない!

「ブラック・アフリカ」という言葉は差別語だそうだが
どう言ってもアフリカ南部は黒人のものだ。
アフリカ人の身体は美しい。
しなやかな手足。
強靭な筋肉。
つやつやと黒光りする肌。
土から生まれ、大自然によって進化した、すばらしく機能的な人間の姿だ。
雄大な夕焼けに照らされるマサイ族を眺めていると
アフリカの大地はまさしく彼らのものだと・・・ネグロイドの世界だと思うのだ。

私は彼らの半分の背丈しかない、ちっちゃな黄色人種だが。
それでも、彼らと戦わねばならない時がある。
巨大で強靭な身体をもつアフリカの人たちと
一戦を交えなければならない時がある!

それは、長距離バスを降りた瞬間だ。

 「タクシー乗るか!」
 「タクシーこっちだ!」
 「タクシーに乗れ!」

客引き合戦はどこの国の駅でも行われる光景なんだけど、
なにしろアフリカは迫力が違う。
パワーが違う。
ガタイも違う。
みんな、デカいデカい。
黒い黒い。
黒人のおっさんに取り囲まれると、小柄な日本人なんてまるで幼稚園児だ。
ドーベルマンにつかまったチワワだ。
・・・めちゃめちゃ怖いのだ。

アフリカン・バス
(ターミナルに着くと集まってくる物売り)

 「NO--!」
叫んでも効き目はない。
彼らはほんとに容赦がなかった。
 「彼女は俺の客だ!」
 「いいや俺が先だ!」
何本も手がでてきてものすごい力で私をつかんだ。
2人で引っ張りあいっこしている。
腕が痛い!
気がついたら荷物が奪われていた。
見知らぬ男が私のバッグを肩に担いでいる!
タクシ-の客引きなのか物盗りなのかよくわからないが、
それを見たとたん、私はブチ切れた。
絡みつく腕をふりきって、
 「勝手にさわるな!」
荷物にかじりついた。

 「なんや、あんたら!
  タクシーいらんて言うてるやろ!
  日本人や思て、ちっちゃい思て、ナメんなよ!」

しーん。
男達はいっせいに黙った。
関西弁は通じないが怒りは伝わったらしい。
ひとりがおずおずと尋ねてきた。

 「どうしたの?
  なんで怒ってるの?」

・・なんでって・・・。

 「どけ!」

呆然としている男達の輪をつきやぶって歩きだした。
ずんずん歩いた。
引っ張られた腕がじんじんしてた。
そこはガイドブックにも地名しか載ってないような小さな町でほとんど情報がなかった。
当初の予定ではタクシーの運転手に宿のことを聞こうとか思っていたのに。
実を言うと心細くて泣きそうだった。

アフリカのほとんどの人は親切で
ほとんどの場所は旅しやすかったのだけど
たまに強引に出られると怖かった。

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| ザンビア | 12:00 | comments:4 | TOP↑

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