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旅立ちます

押入れからバックパックを出して荷造りを始めると、猫のアジャリが不機嫌そうにしっぽを振った。
 「また!?」
怒っている。
私が旅にでることに気づいたのだ。
 「また、ぼくたちを置いてどっかいっちゃうの!?」
・・・ごめんなあ。
謝りながら、頭をぽんぽん撫でてやる。
アジャリはぷんぷん怒りながらどこかへ行ってしまった。
本当をいうと私は、家で2匹の猫と寝そべって、猫たちがゴロゴロいうのを聞きながら、お菓子食べたりドラマ見てる時間が大好きだ。
平穏で満ちたりて幸せだ。
なのにこれ以上、何を望むのだろう?
なぜ旅にでるのだろう?
ときどき自問したりもする。

先日、ある方からメールを頂いた。
 「手術のため入院する、その荷物のなかにあなたの本『地球の迷子』を入れました」
と。
とても嬉しかった。
昔、入院した祖父に付き添っていたときに、私も本を読んだことを思い出したからだ。
病人が寝ているわずかな隙間に本を読む。
ほんの数分ずつ、ほんの2,3ページずつ。
短時間でも、本は私を異世界に連れていってくれた。
楽しませてくれた。
重苦しい現実から解放してくれた。
それでずいぶん救われたのだ。
私もいつか、そういう文章を書きたいと願った。
だから私の本を病院に持っていくと聞いて、すごく嬉しかったのだ。
今回の旅でも、そういう文章を書きたい。
そういうブログを書きたい。
こんどの旅がどんなふうになるかはわからないけれど。

老猫は今、私にもたれて眠っている。
ふかふかの毛皮をなでながら、私は最後の支度をする。
・・・行ってくるね、アジャリ。

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| 出発・帰国 | 15:47 | comments:6 | TOP↑

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ただいま

キトを出たのが4月30日の朝でした。
家に帰りついたのは5月2日の夜でした。
3日がかりの帰国でした。

ふじさん
(伊丹へむかう飛行機からみおろす富士山)

明日から、写真整理をはじめます。

| 出発・帰国 | 00:13 | comments(-) | TOP↑

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ミックス

キトからマイアミへ、マイアミからダラスへ。
日本への道をゆっくりゆっくり進んでいく。
もうここは南米じゃない。
アメリカ合衆国。
北米なのだ。
トイレに紙を流していいと分かったときと
排水口にながれこむ水の渦巻きが逆向きになっているのを目の当たりにしたときは
 「だいぶ帰ってきた!」
と感じたのだけど。
3ヶ月間スペイン語にどっぷり浸かっていたせいで
英語がなかなか出てこない。
・・・いや、もともとほとんど話せないんだけどさ。
サンキューではなく
 「グラシアス」
って言っちゃうし、軽く挨拶しようとすれば
 「オラ!」
って言っちゃう。
荷物が見つからないと言おうとして
 「アイキャンノット・ファインド、ミ・エキハペ」
だいぶミックスになった。
(それでも荷物は見つかった。)

ダラスのエアポートホテルで一泊してから
明日、日付変更線を越えて帰ります。
きっとブエノス・ディアスと挨拶をしてしまうだろうけれど。
それでは皆様ブエノス・ノーチェス。
おやすみなさい。

| 出発・帰国 | 13:51 | comments:7 | TOP↑

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遠かった・・・・

合計して何時間、飛行機に乗ってたのかわかりませんが
本日、無事にチリの首都サンティアゴに到着致しました。

アメリカのダラスで乗り換えたのですが、そのときアメリカ軍人の一団と一緒になった。
出口では、星条旗とバンドの音楽と拍手喝采が彼らを歓迎した。
 「イラクの戦争から帰ってきたのよ」
と兵士にチョコレートを配っていたご婦人が教えてくれた。
彼らはそこで何を見てきたのだろう。
何をしたのだろう。



サンティアゴはまあ、普通に、町だった。
しゃれたカフェや新しい店が並び
古い建物や大聖堂もあって
市場が大きくにぎわっていて
うん、まあ、首都はどこでもこんなもんだ。
しかし気温は32度!
いきなりで暑いねん!
ちょっと歩きまわったら
すぐにしんどくなっちゃったし。
ゆるゆる行こう・・・



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| 出発・帰国 | 06:18 | comments:5 | TOP↑

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行ってきます

私は今、原っぱの入り口に立つ子供みたいにな気分だ。
原っぱには丈の高い草が茂り、奥の方はまだ見えない。
だけどアリやダンゴ虫や、鳥の巣やふしぎな形の石やなんかがたくさんありそうな気配がしてわくわくするのだ。
これから私は原っぱに足を踏み入れ、見つけたものやおもしろそうなものを一つ一つ手にとって
 「これ見て!」
と掲げ、原っぱの外にいる人たち・・・貴方たちに手を振るだろう。
私が見つけるのは誰かが落としたボタンだったりトカゲのシッポだったり、つまらないものかもしれない。
どんくさい私は石につまずいて転び、わんわん泣くかもしれない。
けど、最後はポケットを楽しいガラクタでいっぱいにして帰ってこようと思う。
子供っぽいかもしれないけれど、私はそんな文章を書きたい。
そうしていれば、私がこの大きな野っ原のどこを歩いているのか、外からも知れるだろうから。

では、いってきます!

| 出発・帰国 | 17:34 | comments:2 | TOP↑

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