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エチオピアでたかられた話

不愉快すぎて思い出したくなかった話を思い出した。
エチオピアでのできごとだ。

アディスアベバの最終日。
私は時間をもてあましていた。
夕方まで暇なのだけど、さてどこへ行こうか。
 「デブラゼイトの湖がきれいだよ」
と、地元のおじさんが教えてくれた。
おいしいコーヒーショップに連れていってくれた親切なおじさんだった。

じゃあ、デブラゼイトへ!
とバスを探して歩きだしたとき、 
 「どこへ行くの?」
若い男の2人組に声をかけられた。
デブラゼイトへ行くんだよ、と素直に答えると
 「デブラゼイトなら俺の生まれ故郷だ!」
髪を伸ばしたスーパーアフロヘアーの男が感動して言った。
 「バスターミナルまで案内してやるよ」
と、丸顔の男が言った。
エチオピアは文字がわからないし、バスを探すのは難しそうだったから、彼らについてバスターミナルまで行った。
彼らはちゃんとデブラゼイト行きのバスを教えてくれた。
それどころか、気がついたら一緒のバスに乗っていた。
なんでか知らないけどデブラゼイトまでくっついてきてたのだ。
1時間後にバスを降りるとき、法外なバス料金を請求された。
 「3人分だよ」
と。
 「なんであんたらの分も払わないかんねん!」
私は怒って暴れたが、払わないとバスを降りられないと言われ、仕方なく払った。
まわりのひとは英語がわからないせいか知らん顔だった。

その後も男達はどうしても私から離れず、ずっと一緒にくっついてきた。
不愉快なので、湖をチラ見して帰った。

デブラゼイト

バス代、コーヒー代、バイクタクシー代。
いろいろなところでぼったくられた。
エチオピア人は親切で正直だが、場所によっては、旅行者に対するボッタクリ度合いはエジプト並だ。

| エチオピア | 09:00 | comments:2 | TOP↑

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笑う岩たち…ジンバブエのバランシング・ロック

有名な観光名所であり
その国のお札の絵柄にもなっている。
なのに観光客からは 
 「こんなんで入場料とるなよ!」
っていわれてる。
・・・あんまり評判悪いから、行ってみることにした。
ジンバブエのバランシング・ロック。

首都ハラレからバスに乗る。
9人乗りのワゴン車に20人、ぎゅうぎゅう詰めに押し込まれて乗る。
都会をぬけだししばらく走ると、岩だらけの草原が広がっていた。

 「バランシング・ロック!」

隣席のおばさんが嬉しげに、お札の絵と岩を交互に指差して微笑んだ。
・・・あ、ここなの?
降ります降ります。

で、バス降りてもなんにもない。
畑と、草原が広がってるだけ。
そして岩がゴロゴロしてるだけ。
ただよく見ると、草原の一部が金網で囲われていて
そこにゲートらしきものが設えてあった。

 「入場料:10ドル」

 「こんなんで10ドルもとるなよ!」

金網の内も外も同じ景色。
どう違うのかわからない。
金網をくぐるだけで10ドルは高すぎではないだろうか。

だけどせっかくだから入ってみた。

バランシングロック2

バランシング・ロックはその名のとおり
いくつもの岩が積みかさなり、不思議なバランスを保ってる。
卵のようなもの。
キノコのようなもの。
冗談みたいにきわどいバランスで崩れずに立っているもの。
まるで巨人の積み木だ。

でも、まあ、岩は・・・岩だ。
金網の外にも同じ景色が広がっているし
ここまでくる道中にもたくさん似たような景色をみた。
とくに美しい景色ではない。

バランシングロック1

そのとき、雨がやんだ。
3月のジンバブエは雨季で、毎日ずっと雨ばかりだったから、それは奇跡に近い幸運だった。
青空がひろがると、そこはすばらしい場所になった。

丈の高い草たちに囲まれ、巨大な岩たちは沈黙をつづけている。
花たちも静かに揺れている。
鳥たちだけがぺちゃくちゃといろんな声でおしゃべりをしている。

空は真っ青で、動きの早い白雲が流れていく。
観光客は誰もいない。
私ひとりだ。
私ひとりでここに立ってる。

岩が、笑っていた。

笑う岩

あんまり気持ちがよかったので昼寝をすることにした。
岩床にごろりと横になる。
目をつぶる。
お日様がまぶしいので帽子をかぶる。
聞こえてくるのは小鳥のおしゃべり、鶏の時をつくるこえ、それから遠くに人々の話し声。
なんだかしらないけど、ジンバブエって最高だ。

バランシングロク3

岩は静かに笑っていた。

| ジンバブエ | 12:34 | comments:5 | TOP↑

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忘れたいのに思い出してしまったこと…バスでとんできた嫌なモノ

旅は、良いことばかりではない。
嫌なこともある。
辛いこと忘れたいこともいっぱいある。
忘れたいけど思い出してしまった出来事を
今日はあえて書いてみようと思う。

あれはエチオピアでのできごとだ。
アディスアベバから日帰り旅行に出かけた。
目指したのはデブラゼイトという所だ。
アディスアベバからバスで1時間ほどのところ。

乗り込んだローカルバスはワゴン車だった。
ボロくて小さくぎゅうぎゅうづめで、雨漏りがした。
バスは都会をぬけだし田舎を走った。
ちょうど雨あがりで道はぬかるみ
どろどろの道をガタガタと揺れながら走った。
それでも、窓の外にはみずみずしい田園風景が広がっている。
・・・わあ、きれいだな。
ホッとした気持ちで景色をながめていると。
前の席の人が、窓をあけた。
ボロ車の窓を必死でこじあけた。
その時点で気がつくべきだったのだ。
警戒するべきだったのだ。

前の席の彼女はバス酔いに苦しんでいたらしい。
窓から身を乗りだし
 「う゛ええええ!」
と吐いた。
豪快に吐いた。
そのとき車体がガクンと揺れて

・・・べしゃあっ!

飛んできた。
何が、とか、聞かないで。
どこに、とか、聞かないで。
あまりの大惨事に私も吐きそうになっていたのだから。
 「ばかやろう!」
私のツレが怒った。
 「外国からきたお客さんに何をするんだ!」
隣席のツレは、どういうわけか私より汚れていた。
アフロな髪型がどろどろになっていた。
それを見てまた吐きそうになった。
酸っぱい臭いが車内にたちこめていた。
その臭いに誘発されて、惨事はそこここで繰りかえされたのであった。

バスで顔面にゲロとんできた事件は最悪な思い出ですが
このツレもかなり最悪な男でございました。
思い出すのも嫌だけど、思い出したら、またいつか書こうと思います。
気持ちが悪くなってきたので今日はこのへんで。

ナイフが飛んできたんじゃなくてよかったよ。
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| エチオピア | 11:11 | comments:3 | TOP↑

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ギザの三大ピラミッドと、キスを待つスフィンクス

初めてピラミッドを見上げたのは、18のとき。
新聞配達でためたお金での初海外旅行。感動の対面だった。
2度目は友達と。
3度目は家族と。
モロッコのからの帰りにも立ち寄った。
数えてみれば5回目だ。
5回目のピラミッドは、いつもと同じ顔でそこにあった。
エジプト人が
 「ピラミッドは逃げないよ。7千年ずっとあるよ」
と笑って言ったが、まったくそのとおり。
ピラミッドはいつ来てもまったく同じ姿のまま観光客に見上げられている。

カフラー王のピラミッド
(by POCKET DIGITAL CAMERA SQ28m )


けれど不思議なことに、
スフィンクスの顔は来るたびにちがう表情を浮かべているように見える。
威風堂々と構えているように見えたり、
微笑んで迎えてくれているように見えたり。
南アフリカから北上してきた旅で到達したときは、
女性の顔に見えた。
乙女の横顔に。
太陽のキスを待っている。

太陽のキスを待つ
(by ViviCam5050)

一般的には、ギザのピラミッドといえばこんな感じだが

ギザのピラミッド
(by ViviCam5050)


ちょっと踏み込んでみると、でかいピラミッドのまわりには
王妃たちの崩れたピラミッドや

王妃のピラミッド


ミステリアスな神殿が、あちこちにちらばっている。

神殿

その敷地の広いこと!
観るべきものの多いこと!
ギザは、三大ピラミッドと葬祭殿だけで観光を終わらせるには
あまりにも勿体無いところなのだ。

ふらふら歩きまわること2時間。
灼熱の太陽に晒されること2時間。
炎天下の砂漠での2時間。

私はすっかり干上がりそうになっていた。

水を・・・!
水をくれ・・・!

意識が朦朧としはじめたそのとき。

オアシスを発見した。

ケンタッキー
(by POCKET DIGITAL CAMERA SQ28m)

「いらっしゃいませー♪」
前にも書いたが、スフィンクスの目の前にあるケンタッキーとピザハットのお店。
私の命の恩人だ。

ピザハット
(ピザハット3階の窓から。by ViviCam5050)

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| エジプト | 12:17 | comments:3 | TOP↑

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ギザのピラミッドへ行こう!

エジプトは4回目だが、これまではほとんどがツアーだった。
ツアーで来るのと一人で歩くのとは違う。
ぜんぜん違う。
2010年の3月、4度目のカイロを訪れたとき、
ピラミッドへの行き方すら知らないことに気づいて愕然とした。

とりあえず、ピラミッドがギザにあることだけは知っている。
地下鉄でキザへ行ってみよう。
列車に乗るのは簡単、簡単・・・と、言いたいところだが。
切符売り場のおっさんが、3回に1回は釣銭をごまかしてくるので、めんどくさい。

ギザ駅で降りてもピラミッドはまだ見えない。
どっちに行くべきかわからない。
それでも、困ることはない。
エジプトの人はみんなやさしい。
外国からのお客さんが大好きだ。
通りすがりの人に道をたずねると、すぐ立ち止まって教えてくれるばかりか、
まわりの人たちも全員集まってきて、私を取り囲んで、ああだこうだと教えてくれる。
・・・ちょっとうるさいくらい。

英語の通じる人は一人もいないけど困らない。
指で三角形をつくって
 「ピラミッド!」
と叫べばそれで通じる。
 「おお、ピラミッドへ行きたいのか、これに乗れ」
押し込まれるようにバスに乗せられる。
バスの中でも注目を浴びつづける。
私の前の席にいた、6才のモナという女の子は、ずーっと振り向いたままでずーっと私を凝視していた。
・・・首、痛くない?

バスで終点まで来ても、まだピラミッドは見えない。
また人にきいて、またバスを拾う。
また終点まで行くと、クフ王のピラミッドが山のようにそびえていた。
でも、まだ着いたわけじゃない。
ピラミッドは巨大だから、目の前に見えても実際はずっと遠いのだ。
・・・歩けるかなあ。
とぼとぼ歩きだしたら、また別のバスが停まった。
 「ピラミッドだろ?乗りなよ」
バスの乗客は私だけだった。
お金を払おうとすると
 「いらない、いらない」
運転手は笑って手を振った。
エジプトって素晴らしい。

たくさんの優しい人に囲まれるようにして、
私はピラミッドにたどり着いた。

ピラミッド写真はまた明日。
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関連過去記事:スフィンクス前のケンタッキーとラクダ引き

| エジプト | 12:01 | comments:2 | TOP↑

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