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乗鞍岳プチ登山(5)

剣ヶ峰の頂には小さな神社があった。

鳥居

鳥居のむこうの空には雲がわきはじめている。
・・・早く帰らねば!
この晴天もいつまでもつかわからないし
それになにより遅くなると
松本駅前のわさび屋が閉まってしまう!

きのう買いそびれた安曇野のわさびを、松本駅前の支店で買う。
それが私の使命であった。
乗鞍岳は
うん、
あの、
ちょっとした、寄り道?にすぎない。

今回の旅のメインは、あくまでも、そばとわさび

わさびを買うためには、閉店時間の6時までに松本駅に着かねばならず
そのためには、早いバスに乗らなくてはならず
そのためには、残り1時間で下山する必要があった。

私は、ダッシュで山を下りはじめた。

うおおおおおおおおお!

待ってろ、わさびーーー!

とはいえ、ダッシュしたのは気分だけ。
足元は、ゆっくりゆっくりだった。
砂利道や岩場で慌てたら、足を踏みはずして死んでしまう。

私は、のぼりのほうが好き。
下りはすっごく怖く感じる。
ゆっくりゆっくり安全に。
でもなるべく大急ぎで頑張った。

下りのほうが絶対こわい
(下り道)

・・・で、必死で下りているときに。
山頂で一緒になったお兄さんが、なんだかだと話しかけてくる。
どうやら私、ナンパされてるらしい、と中腹あたりで気がついた。
気がついたけど。
正直、それどころではない。
私の頭はわさびでいっぱい。

 わさび>>>>>>>>男

あのなー、うち今忙しいねん。
あと1時間でバスに乗らなアカンねん!!!!!
とか思いつつ、口では
「ええまあ」「はい」「へえー」
と、いい加減に答えてた。

そして、畳平まで下山した瞬間!
ちょうどバスが来た!
間に合った!!!!

 「いっしょに甘酒でも飲みませんか」

ほんま間の悪いやっちゃなー。
空気読めへんにもほどがあるでー。
 「ごめん兄ちゃん、また今度な!」
私は帰りのバスに飛び乗った。

山頂をあとに
(剣ヶ峰を見上げる)

3時間後。
私は松本駅に降りたった。
間に合ったことを神様に感謝しつつ、大王わさび農場・松本駅前支店に向かう。
心はウキウキと弾んでいる。

わ・さ・び!
わ・さ・び!
わ・さ・び!
わ・さ・・・

「本日閉店」

ココロの中でいっぱい泣いた。

本気で悲しかったので、気分転換に温泉に入ろうと思った。
駅から歩いて15分くらいのところに良さそうな温泉がある。
涙も汗も、熱いお湯で流してしまおう。

 「本日の営業は終了しました」

またかい!
たった2日で何回この看板みるねん!
どこまで同じオチが続くねん!
ってこれ誰にツッコめばいいねん!

汗くさいまま長距離バスに乗りたくないので、なんでもいいから風呂に入れるところを探した。
グーグルマップでは
 「スーパー銭湯」
と表示されていたけど、「きくの湯」はどうみても、懐かしい銭湯だった。
『テルマエ・ロマエ』の最初にでてきたみたいな昭和の銭湯。
黄色いケロリンの洗面器つかってた。
おばちゃんたちとまったりなごんで、フルーツ牛乳を飲んで。
いいお湯でございました。

きくの湯
(長い一日のようやく日が暮れた)


晩御飯は、駅前の店で「山賊焼き」。
焼き鳥かと思ってたらカツだった。
おいしかった!

山賊焼き

食後にコーヒー飲みながらバスを待ってて、スマホいじってたら、気がついた。
大王わさび農場のわさび。
私がこんなにも欲しくて、
こんなにも必死になり
あんなんも全速力で山を駆けのぼり駆けおりてきた、あの、わさび。

インターネット通販で買えるらしい。

嬉しいような・・・。
悲しいような・・・。
どっちでもいいような・・・。

| 長野県(松本・安曇野・乗鞍岳) | 10:17 | comments:2 | TOP↑

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弾丸!高知県の旅(10) ウツボの唐揚げとラブレター

桂浜から全速力でとんぼ帰りしても、高知市内にもどってきた時にはもうとっぷり日が暮れていた。
観光するには暗すぎる。
高知城とか入れない。
だが、ひとつだけ見られる観光地があった。
高知市内の。
有名スポット。
観光名所。

はりまや橋!

はりまや橋

えっと、
うん、
あの、
・・・橋です。

以上。
よくわかんない。

この橋はむしろ「がっかり名所」としてのほうが有名らしい。
近くの商店街はだいぶひらきなおってる感じだった。

はりまや橋商店街
(「がっかり名所でごめんちや」)

正直にがっかりしたところで晩御飯にいこう。
晩でもやってる市場がある。

ひろめ市場
(ひろめ市場入口)

街のど真ん中に市場って・・・観光市場かな?
すぐそばまできてもひとけは少ない。
これははずしたかな?
と思いつつ、一歩入ったそのとたん。
あまりのにぎやかさと熱気とにびっくりした。

屋台がずらりと並ぶフードコート。
閑散とした通りからは想像もつかないくらい満員状態だ。
テーブルにはビールが置かれ、つまみが盛られ、気持ちよく酔っ払ったおじさんたちでにぎわっている。
夜のひろめ市場は飲み屋街だったのだ。

どうみても満員だったので、サラリーマンのおじさんたちに相席させてもらう。
まわりはみんなビールだが、私はひとりでジュースである。
・・・ある意味、はずしている。

まあいい。

旨ければいいのだ。

旨ければ!

鰹のタタキ
(明神水産という店の塩タタキ)

本日二度目の鰹のタタキ。
鰹はもちろん藁焼きだ。
藁の束を燃やし、高くあがった火柱で鰹をあぶる。
威勢がいい。
そして旨い!
タレではなく塩で。
にんにくが効く。
うますぎる。
ああ、ビール飲みたかった・・・(胃を壊して飲めなかった)。

そして「たっすいが」の意味を知りたかった・・・。

たっすいがは、いかん!
(「たっすいがは、いかん!」)

もうひとつおいしかったのが、これ。
ウツボの唐揚げ!

うつぼの唐揚げ

ウツボって初めて食べた!
なんともいえない不思議な食感!
噛みごこちがよくてクセになる!
鰹に負けてない!
私の中の「また食べたいリスト」に加えられる逸品でございました。
高知のひとって、こんなにおいしいものがいつでも食べられるんだな。
羨ましい。


ご飯を食べたら、あとはもう帰るだけ。
弾丸旅行もおしまいだ。
ああ、でも帰りたくないなあ・・・。

DSC_0069.jpg
(夜の高知市内)

足摺岬、竜串海岸、四万十川、大正町市場、桂浜。
たった1日でよく遊んだものだ。
濃厚な旅だった。
楽しかったなあ。
つらつら思い出しながら深夜バス乗り場へむかっていく。

と。

なんか落ちてる。

黄色い、なにかが、ひとけのない歩道のど真ん中に落ちている。

拾ってみる。

・・・。

・・・。

・・・。

・・・ラブレターである。

ラブレター
(差出人は隠した)


『いちくん』という男の子に、名前は伏せるが、女の子が書いたラブレター。
黄色いリボンがかわいらしい。
これはどうしたものかと、手にとってしばらく眺めていた。

あなたならどうしますか?

1)開けて読む
2)警察に届ける
3)これをネタに○○ちゃんを強請る

開けて読みたい誘惑にかられる。
おまわりさんに届けるのはめんどくさい。
幼児を強請っても儲からないだろう。
そんなことやってるあいだにバスの時間は近づいてくる。

先生、どうすればいいのですかーーーー?

「置いちょき~」
偉人の像
(高知駅前の偉人像)

そのまま道端の踏まれないところに置いてきた。
いつか、いちくんの元へ渡るといいなあ。


あっという間のような
それでいてすごく長いような1日だった。
高速バスに乗ったらあっという間に眠りにおちて、
目が覚めたらまた夜明けを迎えていた。

夜明け


(次回はキャプテンの旅をお届けします)

| 弾丸・高知県 | 01:01 | comments:2 | TOP↑

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弾丸!高知県の旅(7) 鰹の町の初鰹

土佐久礼・・・高知県高岡郡、中土佐町、久礼。


大きな地図で見る


わざわざ特急を降りて小さな町へ寄り道したのは、ここへ行きたかったから。

大正町市場外観

大正町市場。
端から端までがこれで全部という、ちいさな市場だ。

市場の中

だけどここは正真正銘の漁師町。
 「今さっきあがってきたやつ」
を売っている。

R0016763.jpg
(昼上がりのアオリイカ)

魚がぜんぶ、ぴかぴかだ!
漁師さんがとった魚を、奥さんが売りさばく。
そんな感じ。

大正町市場

と、いうことで。
私が高知県に来た目的を果たそう!

『目に青葉
 耳ほととぎす・・・

 初鰹。

R0016764.jpg

あ~手ブレした~。

って、手ブレもするわ!

美味しすぎて!

室内照明のせいでうまく写らなかったけど
久礼の鰹は見たことのないほどぴかぴかのピンク色で
まるで宝石みたいにきれいだった。

もうスーパーの鰹食べられへんやん。
どないしてくれんの!


市場からあるいて1分で海にでる。
写真は旧漁港。
新しい港は数百メートルむこうに移転してた。

R0016766.jpg


近所の神社には、鰹の絵が奉納されている。

R0016769.jpg

漁師の奥さんたちは、豊漁と夫の無事とをここで神様に祈るのだろう。
そして港で船が帰ってくるのを待つのだろう。

ほんとに美味しい鰹でございました。

| 弾丸・高知県 | 21:37 | comments:4 | TOP↑

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たった1日だけの旅(4) ワット・ポーの魅力

宿に荷物をおろしたら。
さあ、観光のはじまりだ。

でも、そのまえに、ゴハン。

麺

そのへんの食堂で麺をすすった。
なんのへんてつもない。
ふつうの麺。
魚醤でちょっと味つけなおしたけど。
とくにおいしくもマズくもなかった。
・・・もっと良いものたべとけばよかったな。


私は、バンコクに来たら最初にやるべきことを決めている。
ワット・ポー詣でだ。

ワット・ポー

超観光地で、観光客だらけで、
でもなんか楽しくなるお寺。

こんなにも金ぴかで、
なのにこんなにものんびりしていらっしゃる仏様をみると、
なんだか癒されるのだ。

のびのび涅槃仏

私はこの仏様が好きで、バンコクではいつも最初にここにきて、
 「旅のあいだ守っていてください」
ってお願いする。

ほとけさまのまくら

・・・涅槃仏のうなじは今日もいろっぽい。


ワット・ポーの魅力はこれだけではない。
堂内をうめつくす壁画もすてきなのだ。
お釈迦様の生涯かなにかが描かれているのだと思うが、
民衆の様子がやたら細かい。

たとえば、これ。

壁画

鼻ほじってる子供がやたらとカメラ目線。
なにゆえカメラ目線。
写ってないけど、左にはセクシーな奥さんが描かれている。
お父さんは隣家の奥さんと不倫中で、これは
 「じゃ、今夜」
こっそり合図をかわしている図なのだ(たぶん)。
下部のネズミも宙に浮いちゃうほどびびりっってるのが愛おしいではないか。

こんなふうに、ツッコミどころ満載のほのぼの漫画が、そこいらじゅうに描かれている。
ワット・ポーって観光地だけどタイらしくってステキなお寺です。

| タイ・たった1日だけの旅 | 22:45 | comments:5 | TOP↑

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エクアドルの首都

エクアドルの首都・キト。

キト看板

赤道直下のくせに、キトは寒い町だった。
標高が高いからだろう。
それに毎日、雨が降っていた。

キト観光の中心は、セントロ・ヒストリコ。
町の中心・・・と呼ぶには小さな広場だ。
ベンチにはお年寄りが、路上には靴磨きの少年たちが、角には物売りのおじさんおばさんが。
大勢の人たちがひしめきあっていた。

広場が狭いせいか、天気が悪いせいか、それとも貧しさのせいか。
キトは、ちょっと窮屈で暗いイメージの町だ。

通り

街角

だけど、キトの人たちは優しかった。
すごくすごく親切だった!

バスを探してうろうろしてたら、おばちゃんが声をかけてくれる。
 「どこ行くの?」
セントロ・ヒストリコです。
 「じゃあこのバスよ、乗って乗って!」
バスの中では、また違うおばちゃんが面倒みてくれる。
バスを降りると、こんどは違うおじちゃんが道を教えてくれる。
 「わからないことがあったら、観光案内所があそこにあるから!」
翌日も、バスターミナルでは何も言わないうちから
 「赤道記念碑へ行くならこっちこっち!」
案内しまくってくれたお兄さんがいた。
あ、そういえば
 「ほれ外国人!あそこの店においしいものがあるから食べておいで!」
と、インディヘナのおばあちゃんに連行されたこともあったなあ。

クイ焼き

クイの丸焼き。
おいしかった。

キトは治安が悪いって聞くけど、幸い、怖いと思うことは一度もなかった。
それどころか常時迷子な私にとって、キトは歩きやすい町だった。

| エクアドル | 10:16 | comments:0 | TOP↑

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本場宮崎のチキン南蛮!

何年前からだろう?
 「宮崎へ行きたい」
と言い出したのは。
思い出せないほど昔から、毎年毎年、しつこいくらい言い続けてきた。
 「宮崎へ行ってチキン南蛮を食べたい」
と。
揚げたチキンを甘酢で食べるチキン南蛮」は私の大好物で、本場の味に憧れた。

でもまあ、国内は、その気になったらいつでも行けるから。
これまでずっと後回しにしてきた。
だけど去年は東日本大震災があって。
国内でも何があるかわからない。
行きたい所は行けるうちにと思うようになった。
それで18きっぷ旅行を計画したとき、ゴール地点として数年来の夢をかなえることにしたのだ。

宮崎市内の中心部。
『おぐら』本店。
ここが私の夢の城。

おぐら本店

チキン南蛮発祥の地は延岡らしいが、タルタルソースが大好きな私はこの店に来た。
2Fにもたくさん席があり、そんなに小さな店じゃない。
なのに開店から30分後の11時半にはもう満席。
ちょっと待たなくちゃいけなかった。

だけどもな。

待ってでもな。

・・・とにかくな。

おいしいねん!

チキン南蛮
(夢のチキン南蛮)

タレはほんのり甘くって。
タルタルソースは具がたっぷりで。
揚げたてチキンはアツアツで。
胸肉とは思えないほどやわらかい。

一口たべたら、もう。
・・・もう。
言葉も出ない。
「おいしい」より他に言葉なんかでてくるもんか。
食べる食べる食べる。
のみこむのみこむのみこむ。

なんかもう。
どうしよう。
おいしすぎた。
嬉しすぎた。

胃が弱いから油モノはあんまり食べちゃいけない、なんてこと忘れた。
ものすごい量の一皿をペロリと完食。
Tさんがびっくりしてた。

あー。
来てよかった。
夢が叶った。

おぐらの湯のみ
(おぐらおじさんの湯のみ)

ほんというと私は、『夢は必ず叶う』って言葉が大嫌いだ。
「必ず」なんて安易に保証するなって思うから。
夢なんか叶わないことのほうが多いことは知ってるから。

だけど夢のない人生は楽しくない。
『数打ちゃあたる』をモットーに、私はたくさん夢をみる。

富山の寿司を食べたい。
おいしいわさびでざる蕎麦が食べたい。
ケーキ屋さんで「全種類ください」って注文してみたい。
スイス・ベルギーでチョコレート巡りがしてみたい。

・・・食べることばっかりやけどな。

たとえそれが、ほんのちっちゃな夢でも。
安あがりの夢でも。
自分以外の人にはどうでもいいことでも。
私はそのために生きていける。
だからそれを夢って呼ぶことにしている。

『おぐら』のチキン南蛮は、私の夢をひとつ、叶えてくれた。
そして
 「次は、延岡のチキン南蛮も食べくらべてみたい」
という夢がうまれた。

| 国内 | 21:03 | comments:2 | TOP↑

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普通電車で九州へ(1)三田~小倉

電車に乗りたい。
どこまでも、どこまでも。
電車に乗っていきたい。
それだけの理由で青春18きっぷを買った。
「1日2300円でJR乗り放題、ただし普通電車のみ」というチケットだ。
目的地は宮崎のチキン南蛮の店に定めた。
もちろん一人旅・・・の、予定だったのだけど。
 「どこ行くの?」
職場のTさんに聞かれた。
九州です。
宮崎まで。
 「ええなー、私も行くわ。連れてってー」
いや、普通電車ですよ?
めっちゃ遠いんですよ?
1日10時間、合計17時間以上も乗るんですよ!
 「行く行くー、ついて行くよー」
17時間と聞いてなお、この軽いノリはどうだろう。
Tさんは私より母に近い年齢だ。
去年はいっしょに富士山にのぼった。
今年は18きっぷ旅行について行きたいと言う。
スゴい人だと思った。
心意気に感心した。
それで2人で電車に乗ることにした。

朝5時の電車で出発だ。
尼崎から山陽本線に乗り、姫路→岡山→広島と突っ走る。
瀬戸内海沿いを走る路線だけれど天気はあいにく曇り空。
海には鈍色の靄がたちこめていた。

尾道らへん

 「お昼ごはんは次の乗り換えまで我慢しよう」
と言い出したのは私だった。
なのに『次は広島』のアナウンスを聞いたとたん
 「お腹がすいたからここで降りる!」
とあっさり決意を翻したのも私だった。
B型の気まぐれ全開の発言だったが、Tさんは微笑みながら
 「どこでもええよー」
とついて来てくれた。

広島でランチ休憩なのだから、もちろんお好み焼きになる。
駅ビルにはお好み焼きの店がずらりと並んでいた。
有名店の『麗ちゃん』は大混雑だったのであきらめた。
混んでる店はウマイ。
空いてる店はマズイ。
それが定説。
・・・なのに、空いてる店でも美味しかった!

お好み焼き
(空いてる店のお好み焼き。野菜だらけ過ぎないのでおいしかった)

広島からさらに進んで山口へ。
トイレに行ってるあいだに電車が出ちゃったり、ホームを間違えて乗り逃したり。
 「うわあ、電車いってもたー!」
 「まあいいやん、次のに乗ろ」
 「次のも行ってしまったー!」
 「ほんなら次の次でええ、ええって」
Tさんと2人、大騒ぎしながら瀬戸内海沿いを西へ西へと進んでいく。
乗りそびれても悔しくてもTさんがいつもニコニコ笑っててくれるから楽しかった。
この日の乗り換えは合計9回に及んだ。

岩国をすぎると素晴らしい景色が広がっていた。
列車が海のすぐそば、砂浜の際を走っている。
車窓はただ海一色にぬりつぶされた。
まるで海の中を走る列車・・・ヴェネチアへ向かう海列車のようだ。
内海は静かに凪いでいる。
ひたひたと揺れる水際は蒼く透きとおっている。
晴れていればさぞかし絶景なんだろう。
・・・晴れていれば!

岩国を過ぎ
(どんより。)

お菓子をつまんだりお喋りしたり。
列車の旅はのんびりだ。
ゆっくりゆっくり、西へ西へと揺られていく。

がたんごとん。
がたんごとん。

リズミカルな音と揺れが眠気をさそう。
車内の暖房もよく効いて。

がたんごとん。
がたんごとん。

だんだん無口になってゆく。
景色をもっと見たいのに、瞼を開けていられない。

がたんごとん。
がたんごとん。

目を覚ますたびに明るい灰色と水色の海がちらちらと見える。

がたんごとん。
がたんごとん。

下関で日が暮れた。

日が暮れた列車

関門トンネルをあっという間に通りすぎて小倉へとたどり着く。
乗車時間約10時間半をかけて1日目の旅が終わった。

山陽本線は混むと聞いていたけれど、座れないことは一度もなかった。
ラッキーだったのだろう。
楽ちんだった。
とはいえ。
朝5時出発、夜8時到着。
走行距離は602キロ。
乗車時間は10時間半だ。
Tさん、長距離移動、お疲れ様!

 「ぜーんぜん疲れてないよ。
 座りっぱなしやったもん。
 よく寝たわあ」

・・・私よりタフである。

小倉のビジネスホテル
(小倉のビジネスホテルで一泊)

| 国内 | 10:57 | comments:3 | TOP↑

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ラップランドで食べたモノ

私は食べることが大好きだ。
食べることを我慢するくらいなら
旅行する意味がないとさえ考えている。

だけど・・・。
さすがに北欧はひとあじ違った。
今までの旅行とちょっと違った。
レストランの値段表をみたら食欲が失せた。
高ーーー!

貧乏性な私たちを救ってくれたのは、スーパーマーケットだった。

ショッピングセンター


庶民の味方・お惣菜売り場!
メインとサラダで4~5ユーロ。
イートイン・スペースで食べてもいいし、テイクアウトも可能。
しかもおいしい!

肉だんご
(北欧料理といえば肉団子!)


豚肉とサラダ
(焼いた豚肉とサラダ)


まずかったパン
(惣菜パンはあんまりおいしくなかった)


それから、
町の小さなバーガーショップにもお世話になった。

バーガーショップ


小さい店ながら日本語メニューもちゃんとある。
これはパイという名のサンドイッチ。
サーモン、パイナップル、チーズ、それにトナカイ肉が入ってる

サンドイッチ

念願のトナカイ肉!
と、喜んだけど、ちょびっとしか入ってないから味がよくわからない。

別のスーパーで食べたトナカイ・スープのほうがおいしかった。
スープの蓋を開けたとたん、モワッ!とたちのぼる肉の匂い。
脂の匂い。
濃厚だ。
野生の匂いだ。
おいしかったので、2人そろっておかわりをした。

トナカイのスープ


同じ店で食べたおやつも忘れられない。
 「メッタカッコ!」
とおばちゃんが指差していった。
ビスケットって意味かな?
甘食に似た懐かしい味だった。

メッタカッコ

このメッタカッコ、安くておいしいからたくさん買い込んで帰った。
帰国してからもまだ残ってた。
トースターで軽くあぶったらおいしかった。

最後にひとつ。
ラップランドでぜひ食べておきたかったものがある。
これまであちこちの国で食べてきたものを
北極圏の雪の中でも食べてみたかった。

・・・旅のお供にマグナム・アイス!

マグナム

ひんやり、おいしー!

この日の気温は-7℃。
とってもあったかい、アイスクリーム日和でした。

| フィンランド | 19:06 | comments:7 | TOP↑

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おいしいセビッチェを食べながら

ツアー車に乗せてくれたガイドの兄ちゃんが、
 「このあと食事に行くんだけど、君も一緒にどう?」
と誘ってくれた。
ドライバーさんたちも一緒に行くもんだと思ってたら
兄ちゃん一人だけだった。

・・・うーむ。

まあ、タダで車に乗せてもらったし。
ゴハン付き合うだけなら。

ってことで兄ちゃんと2人で食堂ランチ。

タコのセビッチェ

ぷりっぷりのタコとぷりぷりのエビのセビッチェ。
セビッチェとはシーフードマリネのことだと思ってたけど
これはほとんどスープだ。
ものすごく酸っぱいので私は具しか食べられなかったけど
兄ちゃんはごくごく飲んでいた。

ネイチャーガイドの彼は、食事のあいだずっと、ガラパゴスの自然について語っていた。
仕事も終わったというのに、個人旅行をしている私に必要最小限のことがらを教えてくれたのだ。
そしてこんなことを言った。

 「ぼく4年前に日本に行ったよ。
  トーキョーとオキナワに行った。
  ディズニーランドと美ら海水族館に行ったよ。
  すっごく良かったよ。
  これ見て!」

財布からとりだしたのは、古びたチケットだった。
美ら海水族館の半券だ。
ディズニーランドの半券もあった。
もう何年も昔の話なのに、
お守りにしてずっと財布の中に入れている。
 「日本はきれいな国だ。
  日本人は、頭がよくて真面目で、ぼくは大好きだよ」
日本のことを語るとき、彼はうっとりとしていた。

私が旅先の土地を夢みるのと同じように
ガラパゴスに住む彼は日本を夢みているのだ。
だから私に親切にしてくれた。
それだけだった。
と、思う。
たぶん。

それでも
 「ダーウィン研究所には一人で行けるから」
ランチのあとはまた一人で歩くことにした。
ありがとうね、優しいエクアドル人。

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ちなみに私は、ディズニーランドにも美ら海水族館にも行ったことはないです。

| エクアドル | 12:00 | comments:4 | TOP↑

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青い海を眺めながら、おいしいカニを食す

ガラパゴスで一度だけ豪華な料理を食べようと
観光客むけレストランに入った。
見晴らしのいいレストランで、
海とアシカと、アシカとアシカとアシカが見えた。
なんか生臭い匂いが漂ってきた。

注文したのは、ミックスフライ。
エビと。
魚と。
それから・・・カニだー! やったー!
 「おいしそう!」
って感動してたら

 「生きてるやつを見せてあげるよ」

店員さんがちょっと海辺へ出ていって
一匹つかまえてきてくれた。

 「これだよ!」

カニ

・・・えっと。
これ名前しらないけど、前向きに歩くカニだよね?
保護されてるやつだよね?

 「いやー、だっていっぱいいるしさ!
  おいしいよ!」

彼はは笑っていた。
ほかの店員のほうを見ると
 「ヤツのジョークだ」
と真顔で言った。
うん、冗談だよね・・・冗談にきまってるよね・・・。

ミックスフライ
(左上がカニです。サラダも付いてます。パンは食べ放題)

ガラパゴスの海の幸フライ。
新鮮そのもの、身がプリップリ!。
謎のピンク色のソースもよく合っていた。
最高においしかった!

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| エクアドル | 00:06 | comments:3 | TOP↑

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炭火でお肉を…お洒落な屋台

サン・クリストバル島でランチを探す。

地元民の集まる屋台に行ってみたんだけど
なんか不思議にお洒落なの。
今までの屋台と一味違うよ!?
ナイフとか出てきたよ!?
・・・プラスチックのナイフって、ものすごく切れないんだけどね・・・。

サン・クリストバルのランチ

メニューは、ポーク、チキン、魚の3種類。
網と炭火で焼いてくれる。

私が選んだのはポーク。
なんて香ばしい!
炭焼きだから匂いが最高。
めっちゃおいしかった!
付け合せは、ライスと豆と、焼きバナナ。
ボリュームたっぷりだった。

お値段は5ドルと高め。
外国人プライスだと思ってたら、地元の人も5ドル払ってた。
高級屋台だ。
満足!

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| エクアドル | 12:00 | comments:3 | TOP↑

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庶民派食堂で昼ごはん

イサベラ島のお昼時。
お腹ががすいたなって思いながら店を探していると
通りすがりの自転車のおじちゃんが
 「ここおいしいよ!」
って教えてくれた。
島民でにぎわっている庶民派食堂だ。

こういう食堂にはよくあるんだけど、
メニューが日替わりランチの1種類しかない。

イサベラ島の食堂

スープは、ソウメンみたいな細い麺のクリームスープ。
ほんのり甘くてすごくおいしい!
ジャガイモとタマネギも入ってる。

バターライスもなかなかうまい。
ただ、となりの野菜が、酸っぱいのだ。
小魚とジャガイモとタマネギの酢っぱいサラダみたいなので
ビネガーがきつくてツーンとくる。
となりのライスまでツーンとくる味にそまっていた。
オレンジジュースは粉ジュースの味がした。

値段は2ドルだったか3ドルだったか。
ガラパゴスには小さなスーパーしかなかったから、
安い食堂を見つけることはとても大事だった。

粉のオレンジジュースの味を覚えてる方も知らない方も
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| エクアドル | 11:57 | comments:4 | TOP↑

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珍味? 謎のフルーツ、もしくは巨大なサヤエンドウ

ペルーの市場で
「なんかでかいやつ」を見つけた。

なんか・・・でっかい・・・サヤエンドウ?

市場の豆
(by VQ1015 R2)

実はこれ、ボリビアからずっと気になっていた。
どうやって食べるのかと思っていたところ

「生で食べられるよ!
 おいしいよ!」

八百屋のおっちゃんにすすめられて、ひとつ買ってみた。

一見、サヤエンドウっぽいのに
ベンチを横断しちゃうこのデカさ!
どんなにデカい豆が入ってるんだろう?

でかい豆?


皮は分厚いが、背中の裂け目からパックリと開いた。
中をのぞいて驚いた・・・これ、豆じゃない!
豆なのに!
豆じゃない!


割れた豆

指でちぎって、口に入れる。

白くて、ふわふわ。
食べると甘い。
これはまるで・・・綿あめだ。
フルーティな綿あめ。
完全に果物・・・いや、お菓子だ。
もう野菜とは呼べない。

豆の中身

かなりおいしい。
すぐに一本食べてしまった。

綿あめにくるまれて、豆が入ってた。
でもそっちはまるで小石みたいで、噛んでも噛んでも歯が立たない。
煮ても焼いてもダメなんだってあとで聞いた。

まわりだけ食べて、豆は捨てる。
ふしぎにフルーツなこの豆は「パカイ」っていう名前です。
・・・たぶん。


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| ペルー | 21:31 | comments:6 | TOP↑

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レストランで食べるおいしいペルー料理

旅行中にレストランで食事をすると言うと
バックパッカー的には
 「リッチだねえ!」
 「贅沢!」
って言われたりする。
たしかにツーリスト向けの高い店もあるけどね。

でも食べ物のおいしい町でお金を節約するなんてこと、
私にはまず無理。不可能。
旅に出ておいしいものを食べないなんて
 「何しに来たの?」
って思う。

ペルーでは肉より魚がおいしかった。
最初に食べたのはチチカカ湖の名物「トゥルーチャ」だ。

トゥルーチャ

マスである。
焼いた鱒。
おいしいよ。
おいしいんだけどね。
焼き魚をフォークで食べるのってちょっと難しいんだよ。
世の中には便利なものがあるのがわかっていて、なぜ使わない?
使おうよ、お箸!
『チョップスティックを南米に!運動』を広めたくなる一品だ。

海へ行ったら、なんといってもまず、セビッチェ!

セビッチェ

セビッチェとは、魚貝のマリネのこと。
レモンソースで爽やかに。
ちょっと酸っぱい。
ちょっと辛い。
とれたての魚の身がやわらかい。
ほんとに、おいしいんだ。


アレキパは食い倒れの町として有名だ。
アレキパでいちばん気に入ったのはこれ。
「ロコト・レジェーノ」。

ロコトレジェーノ
(撮影・N尾さん)

赤ピーマンなのか唐辛子なのか?
そのまま食べるとかなり辛いが
この店のは卵とチーズのソースでふんわりと包みこんでいる。
中にはミンチが詰っている。
肉のうまみに唐辛子の辛味がピリッときいて最高だ。
右側の白いつけあわせは、たしかジャガイモだったはず。

ほかにも、市場の台所料理はもちろん、
エビが盛りだくさんのチュパ・デ・カマロネス、
カレーライスみたいなアヒ・デ・ガジーナ、
ヤギの肉カブリートなど
おいしいものがいっぱいあった。
ボリビアに続いて、
ペルーもおいしい国だった。

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| ペルー | 09:07 | comments:4 | TOP↑

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アンデス山岳民族のちょっと怖い料理

美食の町アレキパで
見覚えのある人影を見つけた。
私は迷わず店に入って声をかけた。

 「N尾さーん!」

以前にも書いた、旅仲間のN尾さん。
ルートがかぶってるため行く先々でお会いする。
このときN尾さんは、レストランでお昼ごはんを食べようとしていた。

 「ちょうど今ね、注文したところなんですよ。
  クイ・チャクタードを!」

クイはアレキパの名物料理として有名だが
私はまだ食べたことがない。
味見させてもらっていいですか!?

 「どうぞどうぞ」

やがて運ばれてきた料理「クイ」とは!?


・・・追記に隠しておきます。
(「続きを読む」が開かない方はこちらをクリックしてください

※注意※
ゲテモノ料理が苦手な方、
それ以上に
モルモットやハムスターを可愛がっていらっしゃる方には
続きを読むことはおすすめしません。

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| ペルー | 15:19 | comments:6 | TOP↑

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見た目はアレだけど美味しいもの

トゲトゲの
ボコボコの
あんまり可愛くない実をつける。
なのに甘くて
汁気がたっぷり。
日本の柿にもちょっぴり似てる。

・・・サボテンの実。

サボテンの実
(トイデジで撮ると極彩色になった…by ViviCam5050)

果物も。
人間も。
また同じ。
見た目はアレでも、中身はぎゅっとつまってる。
外見に騙されちゃいけないもんだ。


「人間は見かけじゃない、 中身で勝負だ!」
ってよくいうけど
中身スカスカな私はどうすればいいんでしょう。
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| ペルー | 17:07 | comments:3 | TOP↑

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リャマとアルパカの見分け方

アンデスでしょっちゅう見かける、リャマとアルパカ。
どちらもラクダの仲間で
どちらもその毛を利用する。
大事な家畜だ。
遠目にはよく似ている、
リャマとアルパカの違いってなんだろう?

リャマとアルパカ
(山頂で観光客相手に商売しているおばちゃん)


N尾さんは経験に基づいてこう教えてくれた。

 「おとなしくて可愛いほうがアルパカで
  怒ってツバを吐きかけてくるほうがリャマ」


アルパカ
(可愛いほう)

リャマ リャマ
(ツバかけてくるほう ×2)


えー。
あのー。
ツバかけられるのは嫌なんですがー。

でもたしかに
リャマのほうが積極的で
アルパカのほうが大人しかったように思う。


一般的な説明としては
リャマのほうが大きく

リャマの親子
(リャマの親子)


アルパカはひとまわり小さくて毛も長い、とされている。

アルパカの親子
(アルパカの親子)

はじめのうちこそツバ云々で見分けようとしていた私達だが
しばらくすると研究の甲斐あって
野原をうろつくリャマとアルパカを見分けられるようになった。
私もう完璧!
って思ってた。

でも
お皿に載って出てくるとやっぱり
どっちがリャマで
どっちがアルパカだか
違いはぜんぜんわからなかった。


リャマ肉アルパカ肉
(左:リャマのバーベキュー 右:アルパカのステーキ)

おんなじ味やったと思うわ~。


命をくれる動物たちに
「いただきます」と手を合わせ
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| ペルー | 19:00 | comments:3 | TOP↑

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ボリビアのおいしいスープ

ボリビアはスープのおいしい国だった。
暗い照明、ガタガタのテーブル、ぶっきらぼうで怖い店員さん。
あまり清潔とはいえないけど
地元民で満員の店は絶対においしい。

sopa.jpg
(画像が粗いのはiPod touchのせい。)

これはラ・パスのチキン専門店のスープ。
絶妙なクリームスープに入っているのは
大きなチキン、
まるごとジャガイモ、
違う種類のイモ、
ネギなどの薬味たっぷり、
それからウズラ卵!

ダシがきいてて、でもアッサリしてて、たまらんかった・・・・。

他においしかったボリビアフードはこちら

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追記。
アンケートで皆様にお答えいただいた「旅先で食べたおいしいもの」結果をまとめてみました。

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| ボリビア | 21:14 | comments:6 | TOP↑

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路上ごはんを求めて in ポトシ

ウユニを出て、次の町ポトシに到着したのは午後3時。
お昼ごはんを食べそびれてむちゃくちゃお腹が空いていた。
だが、近所の食堂はみんな閉まっている。
間の悪いことにカルナバルが始まったせいだ。

私は食べ物を求めて町じゅうを彷徨った。

何か食べるものはないか?
何か。
何か。
何かーーー!



・・・これ、何?

ゼリー

フルーツゼリーだった。
『駄菓子屋さん』の味のするゼリー。
でっかい綿帽子みたいなのは、クリームじゃなくて、泡だったかな?


泡では満腹にならない。


次に、市場の露店で揚げパンを見つけた。

揚げパン

てんぷらの「衣だけ」を食べてる感じ。
だが砂糖をまぶすとおいしいドーナツになる。
揚げたてでアツアツだ。
いっしょに出された黄色い液体・・・トウモロコシのジュース・・・についてはノーコメントってことで。


これしきでは満腹にはならない。


やっぱり肉が欲しい。
肉!
肉!
肉ーーー!!

呼び求めていたら露店のおばちゃんが
 「肉あるよ、肉!」
鍋からガサッと一掬い、ビニール袋に入れてくれた。
 「はいよ、お持ち帰り一丁!」

肉も野菜もごちゃ混ぜだ。
ベトベトで何がなんだか分らない。
部屋へ持って帰り、お皿により分けてみたらこんなになった。

市場ごはん

ジャガイモと
トウモロコシと
チキンの骨の唐揚げ(身なし)。
どう見ても、骨。

もしかして私は「最後の最後の売れ残り」を売りつけられたのであろうか。

いや、骨に近いところが一番おいしいっていうからな!
いっちょ思い切って、ガリッといくか!
 「ガリッ!」
・・・歯茎から血が出た。

それでもあんまりひもじいから
骨を口の中で転がして、しばらくしゃぶってみた。
するとだんだんいい味が出てきた。
犬が長いあいだしゃぶっているのにはこういう理由があったのか。
ほう~と感心した。

でも、悲しくなるだけで満腹にはならない。


もう一度、町へ出かけた。

夕方には水ぶっかけ超無礼講カルナバルが始まり
街に出るのはけっこう危険だったが
公園にはいわゆる「お祭りの屋台」が出ていたのだ。

嬉しいくらい脂っこい屋台を見つけた。

チョリソ屋台

チョリソ(豚の腸詰)の屋台だ。
鍋の隣りには、豚さんの他のパーツがぶちまけられている。
 「ひとつください!」



パンに挟んでサンドイッチにしてもらった。
レタスとタマネギ入り。
おいしかった!

ようやく満腹になって、寝た。

その日は何も見なかった。


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| ボリビア | 17:38 | comments:5 | TOP↑

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アルゼンチンの肉肉しい話

アルゼンチンは牛肉の産地。
人より牛のほうが多いといわれる国だ。
 「アルゼンチンに来たのなら、ステーキは絶対に食べておけ」
と言われた。
レストランへ行ってみれば、雑巾のようにでっかい肉を網の上でガンガン焼いているのが見える。
ステーキというより焼肉感覚だろうか。

ステーキ屋

アサードと呼ばれるステーキは何度か食べたけど
食べるのに必死で写真ほとんど撮ってない・・・。

アサード
(この写真はチリの店)


レストランでは必ず食べきれないほど大量にでてくる。
 「一番小さいのください」
って頼んでもTボーンステーキだ。
ほかのテーブルの注文を聞いてみると
 「800グラム」
 「1キロ」
 「1,5キロ」
ほんとに人間の食べ物なのかと疑うようなオーダー。
名物のパリジャータ(臓物の盛り合わせ)も「一人前」では出してくれない。
肉の塊をどっさり。
山盛り。
それが南米の流儀らしい。

虚弱な胃袋をもつ私は、到底そんなもの食べられないから
スーパーで肉を買ってきて自分で焼いたこともあった。

スーパーの肉

スーパーでも「オエッ」てなるほどたくさんの肉が売られている。
パック売りの肉はデカすぎて買えないから
 「200グラムください」
と店先で注文したら
 「子供用か?」
とおじさんに笑われた。

スペイン語では「アンチョ」だったか?

写真の肉はたしかリブロースで
100グラム100円だったと思う。
アルゼンチンの牛肉はたしかにおいしかったし安かったけど
味ではやっぱり・・・和牛の勝利を確信した。

うちの近所のスーパーの肉のほうがもっと美味しい。(うちの地元も牛肉の産地です)


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| アルゼンチン | 15:32 | comments:7 | TOP↑

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